見出し画像

休日に遊びながらデザイン力を磨く方法(外出編)

今回は休日に外出先で遊びながら「デザイン」に対しての知見や考察を深める方法をシェアします。特段難しいことでもないので、自然にやってるという方も多いとは思いますが、改めてまとめてみます。

1. いく先々でロゴやサインを見る!

見るポイントなどをいくつか挙げてみます。

●どのフォントが使われているか

特別いいデザインだなーと思うものでなくても、ふと目に止まった看板などで「どんなフォントが使われているか」を考えてみるのも勉強になります。
普段見慣れすぎて、あえて考察してないお店などのロゴも見てみると意外な発見があったりして面白いです。

●別のもので何と似ているか、系統でいうと何かを考える

他のデザインでいうと〇〇に似ているけど、もう少し年齢層高めな感じ、なぜならフォントが〇〇だから。のように考察してみます。
これは合っていても間違っていてもなんでもいいです!というか正解はありません。自分なりにこう思うという考え方を練習していきます。

●ターゲット層に思いを馳せる

どの年齢層やどんな人がこういうロゴが好きかと妄想したり。
お店であればそのターゲットとしているペルソナを勝手にイメージすることです。これが結構楽しくて、同行者がデザインに傾倒していなくても「こういう人が、こういうデザイン好きだよねー」ということをディスカッションしたりすると考察が深まったりします。

●自分ならこうするを考える

外では色々なロゴやサインに出逢います。その中でも少し惜しいデザインに出会ったら「私だったらこうするのに」を考えます。文字詰めがもっとこの方がいい、配色がこの方がいい、など自分の心の中だけでなので思う存分に改善案を繰り広げましょう。このような自分の中だけの勝手な「講評」が、どこを改善したら良くなるのかを瞬時にわかるようなスキルへと繋がっていくと思っています。
(↓考察していると記事のネタにもなります。)

●写真に残す

自分の心に響いたものは写真に撮っておくのがおすすめです。
なんでもかんでもというより、好きなテイスト、何かの参考になりそうな引っ掛かりがあったもの、トレンド感があるものなどが良いと思います。
そのあとでHPやブランディングを見たりするのもとても面白いです。

私は学生の頃、狂ったようにロゴデザインを収集していました。
今は便利でWEBで見つかるから、Pinterestで見つけられるから、ではなく、自分が出会って琴線に引っかかったものが特に大事なのです。
逆にWEBや本か何かで気になったロゴやサインが使われている店舗や施設に自ら行き、その雰囲気を体感するでも良いと思います。
自分がその場に行ってその雰囲気を味わうということは何にも変え難い経験となります。便利な世の中だからこそ、逆にリアルを大切に。特に若いうちにたくさん見ておくと、その後の自分の引き出しにもなっていくのでとてもお勧めです。

2.写真を撮るときは構図にこだわる!

写真を撮る場面ってなかなかゆっくり撮れなかったりしますが、できる範囲で良いので「構図」にこだわってみましょう。

別に写真を上手くなりたいわけじゃないんだけど…と思われた方もいるかもしれませんが、美大受験で出題される「デッサン」と「平面構成」においても構図がとても重要ということと同じように、グラフィックデザインも構図が命といえます。

「構図」は勉強するといろんなセオリーはあるかもしれませんが、私は「感覚」でやってきました。自分が「いい感じ!」と思える画角を決めていく感じです。平面構成やグラフィックデザインは一からレイアウトを作らないといけないで、難易度が上がりますが、写真やデッサンは対象物があり、その中でかっこいい画角を自分で切り取るという、構図決めとしてはとても良い練習になると思います。

これを重ねていくことで、自然とかっこいい構図とは何かという「意識」が育って行きます。特効薬的にすぐに目にみえる変化があるものではありませんが、写真を頻繁に撮る機会があるのなら、年数を重ねるごとに確実にデザインに対する意識も変わってくると思います。

3.デザインのことは全て忘れて遊ぶ!

これを言ったら今までの2つは!?と思われるかもしれませんが、多くの人にはこれが一番効くかもしれません。

気持ち的にまだデザインに対して色々学びたい!!という学び始めの段階では、隈なく街の「ロゴ」や「サイン」、写真を撮る時にもかっこいい構図を意識!というように、少しやりすぎくらいでいいと思います。
しかし、↓こちらの記事でも書いたのですが、

外出先で「ロゴに注目する」「写真は構図を意識する」が自分の行動として板についてきて、さらには毎日がデザインの仕事で、頭がデザインで飽和状態…デザインのことなんて休みの時は考えたくない!みたいになってしまった方は、逆に一切デザインという視点を持たずに遊びにいくことをお勧めします。

ロゴを見てもふーん、なんか今っぽいね。くらいの感想で良いと思いますし、写真も構図が変でも気にせず、思うがままに自由に撮りましょう。

人間は休んでリフレッシュできると、自分のメインである勉強や仕事に対して新たな視点で向き合うことができます。つまり、「デザインに使う脳」を休ませることで、逆に普段の活動で突破口を思いついたり、ブレイクスルーが起こったりします。

逆に、ストレスもなく休日も大好きなデザインのこと考えたい!それが本当に自分のやりたいことだ!というメンタルであるのであれば、1と2をぜひお勧めします。

以上、休日に外で遊びながらデザイン力を磨く方法でした。
いろんな年齢・環境の方がいると思いますが、自分のできる範囲で楽しく、
遊んでいる時だからこそできるデザイン力のつける方法を試してみていただけたら嬉しいです。

ーーーーーー

▼デザインの添削・お悩み相談始めました!

▼一番読まれている記事です!

▼そもそも「グラフィックデザイナー」とは?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?