【グラフィックデザイナー】ポートフォリオ作りのコツ!7ヶ条
最近、自分自身のポートフォリオ(作品集)を数年ぶりに編集しまして、1週間ほど「ポートフォリオ作り」にじっくり向き合ってきました。
この記事では、その向き合った過程で得た気づきなどをシェアをしたいと思います。
この記事がオススメなのはこの様な方です。
デザイン系の学生で就活用にポートフォリオを作る機会がある方
ポートフォリオを作るのが初めての方
ポートフォリオ作りによく悩む方
ポートフォリオに関して知見を深めたい方
どちらかというともう何度も頻繁にポートフォリオを作っている方で慣れているというよりは、初めて作るor作る時のヒントやコツを知りたい!という(初心者~やや中級者)方向けの内容になります。
さて早速コツを語っていきたいと思います。
【グラフィックデザイナー】ポートフォリオ作りのコツ!7ヶ条
1.載せるものがない時は作る
誰しも仕事をするまでは「実績」というものがありません。それは仕方のないことなので、割り切って作りましょう。簡単にいうと架空の案件を想定して作成します。
せっかくの架空の案件であれば、自分の良さが一番出るようなジャンルを作るのをお勧めします。あなたの個性120%出していきましょう。こんなのが好き!こういうデザイン・案件がやりたい!という意気込みを見せます。
ネタが思いつかないという時はコンペなどを出す制作のついでに作品を増すのも良いかもしれません。学生であれば、授業の課題で作ったものでも良いかもしれません。が、いずれも「気に入ったもの」に限定してください。
私もイラストなどの自主制作は自分の好きなものを好きなように載せています。自分のテイストや好みが伝わるといいと思うので、ここは遠慮しないでください。
また、実績がある程度あるベテランデザイナーの方も、このジャンルの実績は少ないな、、、と思うことがあれば、自作でも良いので作ることをお勧めします。本当に実際仕事での制作物か(架空でないか)を大切にする人もいると思うのですが、私は無いよりは良いかなと思いますし、その人のテイストが大切だと思っています。なので足りないジャンルやアピールしたい部分の仕事での実績がない場合は作る!が一つ目のコツでした。
2.見せる相手に合わせたページ編集
これは当たり前なのですが、ポートフォリオを提出する、見てもらう相手を意識します。例えばパッケージデザインが強い会社への応募だったら、そういう案件をページのはじめに持ってくる、美容系の応募だったら、そのような実績を多めに掲載するなどです。
また、いろんなことができるというオールラウンダーとしてアピールしたかったら、自分としては優先順位が低い実績でも、ジャンルを広めるという意味で載せておくことを推奨します。私の場合、WEB制作会社でデザイナーをしていたことがあったので、WEB案件の実績もありましたが、個人的にはCDジャケットやグッズの方が引があるから他は厳選して排除していました。(失敗談①)そうするとWEBの案件の話があったときに、実績があるのとないのでは違ってくると思います。なので、自分ではマイナーだなと思うものも実績として載せると受けれるジャンルに幅が出てくると思います。
3.親切なキャプションをつける
私は一時期、「ビジュアルが大事でしょ。」という謎の傲りで極力文字を減らしたことがあります。(失敗談②)そうするといちいち「これは何のどんな案件?どの部分を携わったのだろう?」と見る人が疑問に思い、不親切です。
なので、簡潔に作品の内容をまとめるとともに、自分が案件い対してどの範囲を行ったのかを記載します。
4.綺麗に文字組みする
ポートフォリオの実績内容というよりは、「まとめかた・文字の組み方のデザイン」を見て実力を判断し採用を決めたという話をよく聞きます。なので自分好み、自分がいい!と思うようにとことんこだわって作って欲しいです。
5.常に必要であれば更新する
以前がっつりと作ったのが20代の頃でしたので、その部分のキャプションを読むと語尾が変だったり辿々しかったりで、
読むのが心苦しい文章もありました。(失敗談③)
なので、もし前回の制作から時間が空いていたら文章も今の自分にしっくりとくる適切な文章に編集しましょう。
6.誰でもいいので人に見てもらう
最終的に提出する人以外の人に見てもらうことをお勧めします。
家族、友人、デザインを知らない人の方がいいかもしれません。そういう人でもわかる内容がベストです。身近な人に見せるのは抵抗があるという方は転職や派遣のエージェントの担当者に見てもらうのも良いかもしれません。
私も今回エージェントの方に見てもらい、改善するところが多々ありました。人の目を借りるということでさらに客観視でき、精度があがります。
7.ポートフォリオ作りを楽しむ!
デザイナー歴が長ければ長いほど、たくさんの過去の作品と向き合っていきます。その過去が辛かった思い出があれば、編集の際にそれを思い出さざる得ないので、なので正直つらい、、こともあるかもです(笑)。そして中々の大作業なので、ページものが苦手な人、飽きやすい人にとっては結構苦痛な作業だったりもします。「辛い」は言い過ぎかもですが、たのしー、ハッピー♪イエイ。みたいなノリでは私は作れません。でも終わりが見えてくる頃には、自分はこんなに頑張ったんだ!という労いや自分を認める気持ちは湧いてきます。なのでポートフォリオ作りに対して腰が重いと感じる方は(私も含む)、無理やりでも楽しむ姿勢がとても大切だと思います。
自分のテンションを上げるため、好きなフォントで作る!
好きな作品を大きめor前らへんのページに載せる(見せる相手にもよりますが)
一気に作りたい気持ちを抑えて、やりすぎない、少しづつやる!
といった楽しむ工夫を考えて、気長に楽しく作ります。
まとめ
以上、ポートフォリオ作りのコツ・7箇条でした。
久しぶりに過去の作品と、前回の編集前のポートフォリオ向き合って、色々考えさせられました。ここでの気づきを自分のものだけにするのは勿体ないなと思い、備忘録としても記事を書きました。
いつもお伝えしているのですが、ポートフォリオ作りに正解はありません。
今回お伝えしたのは、あくまでも私が考えるコツなので、人に見せなくてもいいし、キャプション少なめの圧倒的なビジュアルで勝負!でも良いと思います。
これを読んでくださった方にとって「ポートフォリオ作りとは」を考えるきっかけとなれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?