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【885/1096】人に頼る練習

人に頼るのが大事だとわかっているけれど、人に頼るのは裏切られるのでは?傷つくのでは?と思うとこわい。
誰に頼ればいいのかわからない。
結局、自分一人でなんとかしようとしてぐるぐるしてしまう。
どうしたら人に頼れるようになるか?

この矛盾を抱える人は案外多いのだなと思う。
数年前の自分はまさしくこれであった。
こういう相談を受けた心理士の先生が
「これは『そんな簡単に人は信じられない』というところから『信じてみよう』に変わる希望の話で、その希望はどこから生まれるかってことだよね」と言っていた。
そして、そのために出来ることは「やってみる」しかないのである。
傷つくかもしれないけど、頼ってみるしかない。
「こういう人なら大丈夫」と言い切れる人はいないので、誰でもいいから声をかける。
声をかけて、ちょっと頼れそうかも?とか、あ、この人はダメそうかとか、話を聞いてくれそうとか、自分なりに見つけていくしかない。
そして、「案外、人は話を聞いてくれる」とか、「案外、大丈夫だった」という経験を積んでいくことで、人に頼れるようになるのである。

テニスをしようと思っただけでは、テニスができるようにはならない。
ラケットを握って、コートに行って、練習しないとうまくならない。最初は下手でもちょっとずつうまくなる。
そういう体験が必要なのである。
そして、ラリーをするためには、自分からサーブを打たなくてもならない。
どんなサーブを打てば正解というのはなくて、相手によるし、相手からどんな返球が来るかわからないし、それはもう練習して数をこなしていくしかない。
思ってるだけではなくて、実際に身体を動かして練習が大事である。

人に頼る、ということだけではなくて、コミュニケーションでも、自分の身体との対話でも、同じ。
思ってるだけでは実現されない。
実を動かさないと、変わらない。
気づいているなら変われる可能性はいくらでもある。
それが希望のはじまりなのではなかろうか。

では、また。




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