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【598/1096】背中、とんとん

子どもが赤ちゃんの頃、寝かしつけするときに背中をトントンしていた。
抱っこしながら、あるいはフトンの中で。
最初はぐずっていても、だんだんとトロンとしてきて、眠りに入るときのあのスーッという感じが好きだった。

コミュニケーションの学びで、
師に背中をとんとんしてもらった。
自分と相手との間にある、リズムとトーンを合わせるとものすごく心地よくなる。
そして、ただ軽くトントンと叩いてもらっただけなのに、全身が調整され、まとまり、ととのう。
人との間のコミュニケーションも、自分とのコミュニケーションもこれをやっているのか、と思ったら心が震えた。

反射や反応が出て、そこに囚われずに、ただ自分と相手とつながり続けると、場ができる。つまりそれが自分のまわりの社会なんだなと思った。

自分の中のノイズをいかに減らしているか?が相手にもろに影響する。もちろん場にも影響する。
ノイズとは、身体に入っている力みや緊張(不随意のものではなく)、心の影(抑圧している感情や感覚)のことで、自分をただまるっと観てそれを減らしておくことが大事。
ここは、言うは易し、行うは難しであるが。
でも、行うことが超重要。
知っていても行っていなかったら、何も変わらない。

昨日の夜、寝るときに久しぶりに子どもの背中をトントンしたら、即落ちであった。
上の子もそれを見て、自分もやってほしいと言って、子守唄を歌いながら背中をトントンしたら、10年前を思い出した。
もうあんなに小さくはないけど、でもなんか伝わってくるものは同じなのだなと思う。
変わったところもあれば、変わらないものもある。
子どもの寝顔が本当にかわいいのは、まったく変わらない。

では、また。



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