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春の雪

東京は朝から雪だった。
「ママ、もう真っ白だよ!」と子どもたちが起こしに来た。
足が冷たいと言って、私の布団に潜り込んできて、3人でぬくぬくした。
桜がもう満開の時期なのに、こんなに雪が降ったのはいつぶりなんだろう?

雪が好きなのは、雪国の生活をしたことがないからだろうなと思う。
寒いのは苦手なので、雪が降った日の寒さは好きではない。
だけど、雪をみているのは好きだ。
白く街が染まっていくのは、非日常的で、幻想的。
いつもは埃にまみれているところも、白く覆い隠されて美しく見える。

桜と雪が合わさると、ひらひらと舞う桜が雪のように見えたりして、美しくて妖しげで、心が動く。
屋根の上が真っ白で、音が静かな世界。

今日はあまり外出しないように要請されていた日だったから、外に出なくてもいいように、地球さんが雪を降らせてくれたのかもね、という子どもの言葉が、可愛らしいなと思った。
外出できなくなったのを、残念がっていたのだけど、雪が降って嬉しそうでよかった。
子どもは雪が好きだなあ。

あれ?私が雪を好きなのも、もしや・・・




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