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【648/1096】下垂をどうにかすると人生が全体的によくなる

今月の呼吸のお稽古のテーマは「下垂」
先月、背骨をしなやかにしたので、今月は上半身を楽に、下半身をしっかり使えるように取り組んでいる。
下垂については、過去にも書いている。

下垂とは物理的なものというよりは、身体内部に下垂する力が働いて、自分の中心感覚が失われるというもの。
そうすると、いろいろと心身への影響が大きい。

身体的にもすごく影響あるけど、下垂が強くあったら、心にスペースが持てないから、言葉になってない相手のニーズをくみ取るなんてできない。
表面的な反応のやりとりになって、深いコミュニケーションに辿り着けないので、人と関わっている感じがしない。
そうすると、「私は1人」的な孤立感が募る。

これは心理的なもの、コミュニケーションスキルの問題というだけではなくて、下垂の問題がかなりあると思っている。

コミュニケーションスキルや、心理的なもので何とかしようとしてきて、いつもダメになるのを繰り返していた私であるが、下垂がかなり改善したら、コミュニケーションスキルも改善したのである。
たとえば、前と同じこと言ったとしても、受け取ってもらえる感じが変わる。
前と同じこと言われたとしても、自分の受け取り方も変わる。

下垂がなんとかなってきたら、言葉で言ってること、やってる態度そのものではないところのものを拾えるスペースが増えた。
そしたら、学んだコミュニケーションスキルを使うにしても全然変わったし、なんか全体的によくなったのだ。

この「なんかよくわからんが、全体的によくなった」というのが下垂が改善したときの感じだと思う。
ある個所だけよくなるとか、よくなかったところが良くなるとかではなくて、特に気にしてなかったところも勝手に改善されてた、みたいな。

だから、下垂の改善は絶対にしたほうがいい。

コミュニケーションスキルを学んで、技術を駆使して、心の内面を覗いてトラウマを解消しても、身体が変わってなかったら、また元の木阿弥に戻る可能性がある。
その人とはよかったけど、違う人になったらまた同じようなことが起きるとか。

身体を変えると、もう元には戻らない。
過去と同じ場所には、戻らなくなる。

下垂の改善は、身体動作の癖を変えることだ。
長年染みついているけど、癖はぜったいに治る。
新しい癖で上書きしていくのである。
習慣は変えられる。
ただし、変えようと思って、行動を変えないと変わらないが。

下垂があるとないとでは、天と地ほどの差がある。
個人的には天国と地獄くらいの差である。
自分の人生、どっちにしたいか、自分で決めればよい。

そんなところをお稽古で。
継続するからこそ伝えられることってあるなと思う。

では、また。

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