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小林弘幸著「健康の正体」/血流・腸・自律神経を整える事が全てである。

健康の正体とは。
著者曰く、全ての始まりは血流である。質の良い血液が細胞のひとつひとつに届く事が健康への始まりである。
血液、腸、自律神経。
全て関連性がありどれかひとつだけ重要という事はない。

小林先生は元ラガーマンだそうです❤︎


腸内環境を整える
綺麗な血液の出発点は、健康な腸。
便秘や下痢で腸壁の炎症が繰り返し起こるとその度にDNAが傷つき、細胞が生まれ変わる時にエラーを起こす。このエラーががんなどの病気に繋がっていく。

かつて結核菌などに対抗するためワクチンや抗生物質が誕生したが、その一方で、アレルギー、自己免疫疾患、がん、糖尿病、脂質異常症、うつ病、アルツハイマー型認知症などが出現した。これらは、戦前にはほとんど見られなかった病気。
ワクチンや抗生物質は諸刃の剣であり、本来必要な細菌まで殺してしまうから依存しすぎず、自分で腸内環境を整えることが大事。

善玉菌を増やすには、腸内細菌のエサとなる食物繊維を摂取する事。乳酸菌やビフィズス菌が多く含まれるヨーグルトや発酵食品(納豆、糠漬け、キムチなど)を積極的に摂ると良い。

自律神経を整える
自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立つ。基本、自分でコントロール出来ないが、スイッチの切り替えのコントロールは可能。
通常、大脳辺縁系が不安、恐怖、怒りなどのネガティブな感情をキャッチすると、交感神経が優位になり動悸がしたり汗をかいたりする。しかし、それはやがて治っていき動悸も汗も引っ込む。これは、交感神経と副交感神経のスイッチが正しく切り替わっているから。
ところが、大脳辺縁系が常にネガティブな感情に支配されていると、やがて切り替えスイッチがうまく働かなくなる。そのため、何でもない時に動悸に襲われたり大汗をかいたりするようになる。血圧も血糖値も上がったままになり、全身症状が悪化する。腸壁や胃壁もまた自律神経のコントロール下にある(自分の意志で動かせない)。

では、どうすればよいのか?
逆説的になるが、無理に治そうとしない。自分でコントロールできるものではない。しかし、「どうしたいのか」を決めるのは本人。自分に向き合う必要がある。

筋肉を鍛える
血液は、筋肉によって運ばれる。(心筋など)
●体がだるい時こそ体を動かす。
●骨折で寝たきりになる理由は、高齢者の筋肉は1週間動かないだけで20%落ち、5週間動かなければ96%も落ちてしまうため。
●深い呼吸をする。
●マインドフルネスの提唱
日本人は民族的にセロトニンの分泌量が少ないため、悲観的に物事を捉える傾向がある。ほとんどは脳が作り出している妄想。そのため、「今・ここ」に集中し、余計な雑音に乱されない安定した精神状態を築く事で、自律神経が整う。
例えば「毎日体重を測る」など何でも良いので、3日、1週間、2週間、1ヶ月、と継続する事。
すると、明らかに変化してくる事がある。出来なかったらまた始めればよい。得られた達成感があなたを変える。

✳︎✳︎✳︎

血流を改善する4週間プログラム
が最後に紹介されています。
継続する事で、健康スイッチがONになる。かもしれません^^;

心も体も健康でいたいものですね♡

それではまた。
最後までお付き合い頂き
ありがとうございました❤︎

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