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堤未果著「デジタル・ファシズム」/日本は遅れている、と急かすデジタル改革は危険な罠

本題に入る前に…

昨日、尊敬するnoterのおひとり 山根あきらさんが、私が1年以上前に書いた 
斎藤幸平著「人新世の資本主義」の記事をご紹介くださいました。引用だらけの私の感想文とは全く違った視点で書かれたとても興味深い内容でした。良かったらご覧ください。↓


そして今日もちょっと面倒くさい読書感想文です^^;
ご興味ない方は遠慮なくスルーしてくださいね。

✳︎✳︎✳︎

日本はデジタル化が遅れているとよく聞くが、それは本当に悪い事なのだろうか?
コロナ禍をきっかけに、キャッシュレス化、オンライン会議、授業、確定申告から今後は保険証まで、何でもかんでもオンライン化が進められようとしている。

しかしここでもショック・ドクトリンは粛々と行われていたのだ。

コロナやオリンピックの陰で、国民の知らぬ間に国会を通過した危険極まりない法律がたくさん可決していた事を知っていますか?
国民の知らない間に今も着々と勝手にいろんな法律や組織が作られています。

デジタルは、ファシズムと組み合わさった時、最もその獰猛さを発揮する。
ひとつはっきりしているのは、私たちが今この改革を、よく理解しないままに急かされている事だ。

本文より引用

わかりやすい暴力ではなく、便利な暮らしと引き換えに選択肢を狭められていく方がずっとずっと恐ろしい。

本文より引用

以下、引用です。

◆「zoom」の暗号化キーが、北京にあるサーバーを経由していたと、カナダのトロント大学グローバルセキュリティ研究所が公表した。
機密性の高い会議をzoomで行うのは非常に危険
各国がzoomへの警戒を強める中、日本では国会議員の国会審議の質問通告などでのzoom利用を解禁した。
◆中国の動画共有アプリTikTokも、各国の警戒対象となっている。
日本では無規制。

✳︎✳︎✳︎

と、ここまで書いて発熱。
7月12日の事でした。(コロナだったと思う。)
熱にうなされながら少しずつ読み進め読了したものの、書き留める事ができなかったので、ここからはおおまかな感想を書きますね。

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私たちは、かつては卒業名簿、町内会名簿、子供のクラスの名簿などにおいて、住所や電話番号などの個人情報が共有されていたのが、今は個人情報保護法とやらでほぼ他人の情報は聞き出さないと知る事が出来なくなりましたよね。

なのに、気がつけば、
Amazon、Google、Yahoo、facebook、Apple、などなどに私たちの情報はだだ漏れ状態。
そればかりかなんとかペイが大流行し、その他買い物アプリでも皆ポイント欲しさに自分の情報をホイホイと登録し簡単に渡してしまっている。

現金もクレカも持たずスマホひとつで身軽に暮らす事がかっこいい事だといつの間にか刷り込まれ、クレカの情報まであちこちの買い物サイトに登録してしまっている。

考えてみたら、こんなに危険な事があるだろうか。

堤氏が言うには、Amazonは通販を名目とした情報搾取企業であるという。本当の目的は通販事業ではなく、その先にもっと大きな目的があると。恐ろしや。

Amazonプライム加入で送料無料、即日発送、映画見放題、などで人々を気持ちよくさせているが、本当の目的は世界中の人の情報を集めいずれ世界中を支配することだと。

いや、うかつでした。
全く気付きませんでした。

いまさらどうにもなりません。
便利に使ってます^^;
渡してしまった情報は、取り返す事はできません。

最近、noteの記事購入目的で、ほとんど使っていなかったPayPayにチャージしようとしたところ、本人確認をしないと出来なくなったとの事だったので途中まで作業を進めましたが、免許証をスキャンしようとしたところでハッと思いとどまりやめました。
うん、もうPayPayはやめよう。
買い物アプリもなるべく取らないようにしよう。
今そんな気分です。

ちなみに、私が現在ネットでチャージしているのはSuicaのみ。公共交通機関で使うのでこれは致し方ない。
ドトールやスタバやWAONは現金でチャージしています。それくらいでいいかなと思います。(私の場合、です。)

デジタル問題は人類初めての事で、便利ゆえに浸透しているけれど、オンライン決済を詐欺に利用する輩あり、サイバー攻撃も怖い。
だからといって今の便利な生活からはもう戻れないのが現実ですね。でも、やはり「知る」事は何においても大事なのではと思います。

何か参考になる事がありましたら幸いです。

本日も、長文を最後までお読み頂き
ありがとうございました❤︎

ちなみに、
スマホの設定を5Gから4Gへ替える事ができることを今日知りました。(電磁波対策に。)
iPhoneの場合、設定→モバイル通信→通信のオプション で切り替え可能です。
ご参考まで。

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