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高見純代著「薔薇のノクターン」/出会いが人に生きる力を与えてくれる♡

高見純代さんのご著書は、
最初「幸せ白書」を拝読し、その後現在出版社されている残りの3冊を一挙購入。ご本人におすすめの順番をお聞きして「追憶の光」「愛」「薔薇のノクターン」の順に読みました。

この作品は、一部フィクションを交えておられますが、純代さんの苦難の道が惜しげもなく描かれている私小説です。

幼少期からずっと様々なご病気、ご実家の事、勤め先でのハラスメントなどに遭遇し自暴自棄になった事もあったそうです。
でも、純代さんはどんな時も前向きで、強く逞しく運命を乗り越えて来られた。
いつも支えてくれたご両親と永遠のお別れをしたばかりの純代さんですが、素晴らしい方々との出会いを大切にし、ご病気とも付き合って
今の純代さんが存在している。
その事に感動しました。

辛い闘病生活の中で出会った1人の医師との温かい交流。
そのエピソードは、まるでそこに1輪の赤い薔薇がポッと咲いているかのように全体を優しく包んでくれています。表紙の絵がそう思わせてくれたのでしょう。ちなみに、この絵も純代さんがお描きになられたものだそうです。

1人の男性との出会いが、今も生きる支えになっておられる事と想像しております。

出会いがあれば別れがありますね。
男女の別れ、生死の別れ、ネット上での親しい方との別れ…
でも、別れがどんなに辛くても、笑い合えた、語り合えた瞬間はいつまでも心の中に生きている。だから淋しくない。いつでも心の引き出しから取り出して大切に抱きしめてあげたいですね。

過酷な運命に挫けそうになる事は誰でもあると思いますが、純代さんの精神の強さに驚かされます。
理不尽な境遇を呪ったり、また、自分の失敗を引きずって後悔ばかりしていても仕方ない。
いつどんな事が起きても、自分で道を選び自分の可能性を信じて歩いて行く!
そういう純代さんの強い意志を感じ、私もこの先どんなことがあってもたじろがず、その度に何かしら方策を考え、素直にその波に乗って、純代さんのようにしなやかに人生を歩いていきたいと思いました。

純代さん、素晴らしい作品を執筆してくださりありがとうございます。純代さんの作品に触れる事が出来て私はとても幸せです。

また素敵な作品を世に送り出してくださる日を楽しみにお待ちしています。
そして、いつもコメントで楽しく交流してくださり感謝しております。
これからもよろしくお願いします。

純代さんのご著書はこちらの記事から購入できます。↓

「しあわせ白書」はこちらの記事から購入できます。↓(私の感想をご紹介くださった記事でお恥ずかしいですが^^;)


どんな事があっても諦めずにここまで歩んで来られた純代さんを心から尊敬します。
素敵な生き方をしている方を知る事は私の大きな喜びのひとつです。
純代さんから、これからも記事を通じてたくさんの大切な事を学ばせて頂きたいと思っております。

それではまた。
最後までお読み頂き
ありがとうございました❤︎

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