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近藤史恵著「ホテル・ピーベリー」/軽いタッチのミステリー

ピーベリーという種類のコーヒー豆をご存知でしょうか。

ピーベリーはコーヒー豆の品種ではなく、丸豆のことです。本来コーヒー豆は、1つの実の中にコーヒー豆となる生豆が2粒向き合うように入っており、楕円の形状から平豆(フラットビーン)と呼ばれます。ですが、1つのコーヒーの実の中に種子が1つしか入っておらず、丸い形をしたコーヒー豆があります。これをピーベリーと呼びます。
東日本コーヒー商工組合さんのサイトより

ピーベリーはあまり手に入らないのと、コロンとした形がとても可愛いので(しかも美味しい)いきつけの自家焙煎店に入荷があった時はいつも買っています。
そんな、珈琲豆の名前の入ったタイトルに惹かれて書店で立ち読みし、結末が知りたくなり購入しました。

story

木崎淳平は仕事を辞めて、ハワイ島を訪れた。友人から勧められた日本人が経営するホテルは「リピーターを受け入れない」ことが特徴だという。淳平が表情豊かな島を満喫しようとした矢先、同宿者がホテルのプールで溺れ死ぬ事件が起こる。直後にはバイク事故でもう一人が……。このホテルには「なにか」がある。最後のページまで気が抜けない、不穏な空気に充ちた傑作ミステリーの新装版!
amazonより

近藤史恵さん初めてだったのですが、軽いミステリータッチでとても読みやすく楽しめました。

ハワイ島ヒロの街に近い長期滞在型の小さなホテル・ピーベリー。そこは何故かチェックアウトしたら二度と泊まれないホテル。
前半は、トラブルが原因で教職を離れた主人公と、ホテルオーナーの中年女性、数名の宿泊客との触れ合いが、主人公の過去への思いと共に描かれており、後半は宿泊客が1人ずつ死んでいく…という、
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を少し思い起こさせる展開。(読んでませんが😅)

ライト・ミステリーとでも言ったらいいでしょうか?

時々、「いい子」という表現が散りばめられており、メッセージ性も少し見え隠れします。

作者を初めて知ったと思ってましたが、栞目当てで買った新潮文庫の100冊「タルトタタンの誘惑」の存在をすっかり忘れていました。がーん。

いつ読むんだろう^^;
積読本がどんどん増えています。
読みたい!と思ったら買っちゃうもので。てへ。

もう少し本をじっくり読む時間を作りたいのだけれど、私の行動は極めて幼児的でありまして。
編み物が好き=集中して物事に取り組める
訳では決してなく、何かをやっては別の事が思い浮かびその都度それまでやっていた作業は放置し
興味の湧いた別の作業を始めてしまうのです。
だから、狭い家の中を1日中あっちへ行ったりこっちへ来たりしてるわりに何も成し遂げる事ができないままあっという間に1日が過ぎ去っております。とほほ。

また話が逸れてしまいました😅

ところで、本の感想をよく書いていますが、特にオススメしたくて書いている訳ではありませんので😉
読んだ本のご紹介というスタンスです。念の為^^

それではまた。
最後までお読み頂き
ありがとうございました❤︎

大寒波襲来ですね!
お気をつけてお過ごしくださいませ。