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たまにやってくる「クラシック強化月間」

最近の私はクラシック強化月間。

中学生くらいまで、ちょこっと本気で楽器(ヴァイオリン)を習っていました。
そして毎日よく練習してた。

結果的に音大を受験することはやめてしまったのですが、音楽や楽器が嫌いになったわけでは全然なく(超絶楽しめなかった音階練習と、私ピアノもやらなきゃならないのか……絶望!と心が折れたのが理由)、楽器は今でも弾いています。
でも、大人になって思うこと。

やっぱりがんばって音大行けばよかったな。

音階練習は超絶嫌いだったけど、技術は練習すれば絶対に身につくものだったのに。
昨今よく聞く「筋肉は裏切らない」ですが、「練習も裏切らない」。
子どもの頃は、それを信じきれなかったんだよなぁ~。

でも今の状況もとても楽しい。
というか、いまが一番楽しい。レッスンじゃないから。
ありがたいことに私は一通りの技術は教えてもらえたので、いま自分が弾きたい曲があれば、練習すれば弾ける。
もちろんそれなりのクオリティにするのに、昔以上に練習が必要だけど。
練習さえすれば弾けるの!なんでもそうだけど!

うちの子。昔のケースは重いけど、愛着200%なので変えない。

ちなみに最近難聴が再発したのですが(聞こえる音の大きさと高さに左右差がある感じ)、野生の感なのか経験なのか、楽器は大丈夫みたい。
自分で大丈夫と思ってるだけで、ど下手だったらどうしよう。まぁ私が楽しめてるからいいや。

そんなこんなで、最近のクラシック強化月間。

理由はたぶん、キューブリック先生の『バリー・リンドン』をまた見たから。

劇中で流れる「サラバンド」のあの壮大な悲壮感がたまらなくて。

昔は「ラ・フォリア」(サラバンドの亜種みたいなの)の魅力がまったく分からなくて、なにこの曲?と思いながら弾いてたけど、ちゃんと弾きたくて楽譜も買いなおしました。
大人になってようやく良さが分かる曲ではないかと。
しかしキューブリック先生、音楽のセンスも抜群に素晴らしい。やっぱ天才。

そしてピアノで心折れた私は、鍵盤楽器が弾ける人を心から尊敬しています。
NHKの「街角ピアノ」を見るたびに、テレビの前で羨望の眼差し。

この番組ホントに大好きで、一番好きなのは「空港ピアノ」。
空港の雰囲気も味わえるし、なんで空港にいるのか、なんでこの曲を弾いたのか、などのバックグラウンドが抜群にロマンチックでいい!たまに泣きそうになっちゃう。
本気で24時間放送してほしいと思っている。
『映像の世紀』とテレコでもいいです。加古さんの「パリは燃えているか」も大好き。

いまはYouTubeでもストリートピアノ動画がたくさんアップされていてよく見るのですが、日本だけじゃなく、海外のとっても素敵な動画もたくさんあるので、演奏+αも楽しめるのがうれしい。
旅行行きたい気分もちょっと解消されている(んだか、より重症になってるんだかもうわかんない)。

おじいちゃんがピアノ弾いたり、とってもかわいいし。
日本より敷居が低い感じがして、音楽が身近なんだなと感じるし。

そういえばイタリアのフィレンツェやベネチアでもストリートのヴァイオリン弾き、いたな。
すごい絵になってて、うらやましかった思い出。

そして改めて感じること。

「ド」を押したら「ド」の音がでる鍵盤楽器ってマジで神!!!

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