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ラスベガス(4):アンテロープキャニオンの美しき光の道

現地到着まではこちらにあります。

https://note.com/mayumicron33/m/m3b25a90a796c

朝から午前中の数時間を使ってアンテロープキャニオンに到着した、ツアー御一行さま(我ら)。20分ほど現地のツアーデスクで待ちましたが、いよいよ念願のアンテロープキャニオンツアーに出発!

岩の裂け目に吸い込まれてゆく人々。

ちなみにアメリカの砂漠は「荒野」のイメージでしたが、アンテロープ周辺の砂漠は、サラサラの砂。なので靴の中はもう砂まみれになるので、コンバースはおすすめしません。
私は大変なことになりました。

ジープで砂漠のなかを数分走り、大きな岩山の裂け目の前まで移動。岩の裂け目の端から端までを歩くことになります。
朝も早くから起きてやってきたこのツアー、ようやく写真でしか見たことのないアンテロープの姿が見られる!

岩山の中はナバホ族ガイドさんのすぐ後ろをキープして、1列のドラクエ状態で進みます。

入ってすぐ全員感動。大感動。

アンテロープキャニオンは高低差があるわけではないので、お年寄りでも大丈夫。でも、鉄砲水に浸食された岩の間のため、左右の幅が狭い場所も多く、体の大きな方々がツアーに参加したい、となったらどうなるんだろう?と、疑問に思いました。
余計なお世話ですけど。

アンテロープキャニオンは、それはそれは神秘的な岩の裂け目の道。ヨルダンのペトラ遺跡までの道「シーク」と同じように、自分の左右を挟んでいる岩は頭上の遥か上まであるのに、陽の光は降り注いでくる。もちろん、鉄砲水が削った回廊なので、その明るさは場所によりさまざま。

光の差し具合も天気や時間によって変わる、自然の芸術。

そして水が岩を削っているので、その岩肌は流れるような曲線。こんなに陰影つくの?ってくらい、同じ岩に見えないくらい多彩な色に囲まれて、ちょっと感覚がバグるくらいのフィクション感。
てゆーか、まず、「裂け目の間を通る」ってのがそもそもファンタジーなのよね。

そしてしばらくしてついに登場する、薄暗い回廊内に頭上からまっすぐに光の道ができる場所。

これこれ!これが見たかったの!!

こんなに複雑な曲線に囲まれているのに、どの岩にも邪魔されずにまっすぐ光が差し込むスペースがあるなんて、本当にすごい確率。
この光を昔からナバホの方々がパワースポットとしていたのか、パワースポットは後付けなのか分からないけど、何か特別な感情を抱くのは分かる。

絶好の撮影スポットに到着したときは、まだ撮影チームが撮影中。
なので、すかさずカメラマンさんの後ろに回って、iPhoneで撮影。ガイドさんも「カメラマンの邪魔にならなければすぐ後ろまで行っていいよ。撮影しておいでよ」と、勧めてくれました。

カメラマンクルーのガイドはお姉さん。ベスポジの指示出してくれてた。

ツアーの皆さんと仲良く順番こでベスポジ撮影。

どうやらあの一筋の光を際立たせるため、足元の砂を舞い上がらせる、というテクニックがあるらしい。
なるほどねぇ。
ナバホ族のガイドさんが砂を舞い上がらせ、その瞬間に鳴り響くシャッター音。

一通り写真を撮り終わったら、この光の下に立ってみる。
予想通り、光が射す1か所だけは暖かい。
そらそうでしょうよ、という感じだけど、なんだか暖かい以上に楚々とした気持ちになりました。

人が生きるのに太陽は必須なんだな、と改めて感じた場所。

「アンテロープキャニオンの光の下はパワースポットだから絶対行くべき!」みたいなweb記事を見たことがあるけど、パワースポットというか、そりゃぁこんな岩の裂け目でこんな暖かい光を浴びれる場所がピンポイントであればパワー(いろんな意味で)もらえるよね、と。
何でもかんでもパワースポットとするのはあまり好きではないので、ちょっと斜に構えてる部分もあるかもしれないけど(信じてないわけじゃないんですよ!何でもかんでもパワースポットって言っときゃいいでしょ、って風潮があんまり好きじゃないだけ!)。

どこもかしこも綺麗でマジで100枚くらい写真撮った。

途中、「あそこの影はハートに見えるよ」とガイドさんに教えてもらったり(私は全然うまく写真が撮れず、ガイドさんが撮ってくれた)、後輩ちゃんと写真撮りあいっこしたり、あっという間の1時間弱。

さすがプロはキレイに撮影してくださる。

またひとつ「見たい!」と思っていた場所をこの目で見ることができた。
しあわせ。

気持ちいいくらい真っ直ぐな光の道。

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