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ドイツに移り住むまでの道のり ②再会

2013/12/05 

ドイツに住む唯一の知り合い、ナターシャと待ち合わせする。

南西ドイツで小学校の先生をしている彼女が、フランクフルトまで車で迎えに来てくれた。

彼女との出会いは2009年11月。ハリウッドのホステルでたまたま同じ部屋になり、友達になった。

一緒にユニバーサルスタジオに行ったり、ビバリーヒルズの1ドルショップでパーティーの買い物をしたり、チャイニーズシアターで開催されるロバートデニーロの出る映画のプレミア試写会に参加したりしたのだ。

Colgateという名前の道を見つけて、「歯磨き粉だよね」と笑ったりもした。

マリリンモンローのように美しく親切な彼女は、旅先でもすぐに人を魅了して友達を作る。

あれから4年たっても変わらないオープンさで、私を迎えてくれた。

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フランクフルトのツァイルというお店が並ぶ通りでクリスマスの飾り付けと暖かいニットワンピースを買い、彼女の住む南ドイツの街に連れていってくれて、家族や友達をわたしに紹介してくれた。

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( ナターシャに再会した日のフランクフルトの空)

クリスマスの時期にはPlätzchenというクッキーをたくさん焼いて、友達に配ったり、毎日少しづつ食べたりする。

誕生日におばあちゃんを訪ねたり、焚き火をしたり、外で暖かいワインを飲みながら、今日あった出来事を真剣に話したりする。

カーニバルという仮装イベントでは、子供も大人もおじさんおばさんも、椅子の上に登って一緒に歌い踊っている。

全身で楽しむ人々の姿に、わたしは本当に驚いた。

ありのままにその場を楽しむ姿に圧倒されたからだ。

わたしはお酒の力を借りてべろんべろんになり、ようやく喋れるようになった。

You Only Live Once 
( 人生は一度きり )

その言葉を教えてくれたのは、ナターシャ。

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あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。