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ドイツの春を告げるお祭り、カーニバル

こんにちは、ドイツでウェルネスをしているまゆみです。

みなさんはカーニバルという行事をご存知ですか?

カーニバル(謝肉祭)はそもそもの語源は、俗ラテン語で carnem(肉を)levare(取り除く)に由来すると言われ、

カトリックがキリストの復活祭(イースター)に向けて行う断食を前に
肉や乳製品を味わう祭りとしての、宗教的な行事で
した。

ドイツ語では、カーネヴァル (Karneval)、ファシング (Fasching)、ファストナハト (Fastnacht) と、3つの呼ばれ方があります。

特に盛大に祝われるのはケルン、デュッセルドルフ、マインツといったライン川沿いの街。

仮装の起源は、中世に低身分層が貴族や聖職者を真似て面白おかしく比喩することから始まり、19世紀には市民が占領軍に抵抗する意味も込めて、派手な服装で行進するようになったと言われています。

ドイツに来て初めての年、私はドイツ人の友達のカーニバルにかける熱にとても驚きました。

仲間同士で話し合ってその年のテーマを決め、(ケアベア、ディズニー、スーパーマリオ、ウィキッドなど)それぞれが思い思いの仮装をします。

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( この年のテーマ、ケアベア。それぞれの個性に合わせて、お腹のマークを手作り)

衣装作りから、行進をするための台車作り、小道具作りまで、
1ヶ月ほど前から計画を練り、準備を進めます。

カーニバル当日は、お酒を飲んだり、お菓子をばらまいたり、踊ったりしながら、街の中を行進します。道の脇には行列を見に来る人が立っていて、お菓子を拾ったり、Alaaf!ーアラーフ!Helau!ーヘラウ!などの掛け声を掛け合ったりして、とても賑やかに騒ぎます。


子供から、大人まで、誰もが楽しそう。

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ドイツの寒さに負けない力強さで、春の到来を祝います。


寒くて長い冬を吹き飛ばすために、盛大に騒いでお酒を飲む。
イースターに向けての断食の前に、騒いで食べ納めをする。
厳しい時代を生き残るために、あえて派手な格好をして笑いあう。

ドイツ人の臨機応変さと力強さが見られる、とても賑やかなイベントです。




あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。