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ゆっくり、わたし

先週ポストに投函していた確定申告が、これからはデジタルで申請してほしい、と封筒が戻ってきた

憤慨していたわたしだが、よく手紙の内容を読むと、以前の手紙にも同じことが書いてある

わたしの問題は、受け取った手紙(特に役所や保険会社や契約関係のもの)を斜め読みにして内容をきちんと受け取らないことにあるようだ

苦手意識を一度忘れて読んでいくと、必要な情報はちゃんとそこに書いてある

ひとのせいにするのをやめて、自分の力でデジタルで申請をしてみる

今まで、言われたこと、要求されたものだけを断片的に切り取っていたときは頭に入ってこなかったことが、きちんと理解しようと読むと少しだけ理解できるようになった

そこでわたしは、価値の変化を感じる

100ユーロはいつも100ユーロの価値があるのではなくて、使い方やタイミングでその価値は変わるように、その大元になるものを理解していたら、必要な情報も効果的に使うことができるようになるのではないか

苦手なことに取り組むことは、わたしにとって意味のあることかもしれないと最近思う

苦手、という感情の奥にはその反発を産む原因となるネツが隠れていて、そのネツは魂の声に密接している

苦手だと思っていたことを仕事にして、恥ずかしくて仕方なかった自分のことをこうして誰にとも言わず書くことは、時の経過とともに、わたしの根本を知るために欠かせない行為になっている

1週間ぶりにクルマの運転をしたら、流れに乗るようにスムーズに、力を抜いて運転することができるのを感じた

自分が安心できるスピードだけを出し、周りの様子に注意を配り、優しく身体をいたわるようにクルマを動かす

焦ってしまうときは、大きく息を吐いて、深呼吸をする

そうするだけで、世界の時間がまたわたしのもとに戻ってくる

「ゆっくり」を意識して生きることは、わたしの価値であるようだ

ゆっくり、変化を感じ取って、多くをしゃべらずとも

わたしはそこで自分の価値を信じることができる

動物と、言葉なしでコミュニケーションをとることは今も練習中だ


人に、何かを求めない

わかってほしいとも、好いてほしいとも、価値を受け取ってほしいとも、認めてもらいたいとも思わない

わたしは自分を信じているから、noと言われることも怖くない

わたしはわたしにできることをする

それがいいことだと自分が信じて入られたら、わたしは幸せなのだ

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パソコンの前に座っていると腰が重くなってくる、音楽をかけて気分をリフレッシュする、子どものように身体を振り回してはしゃぐことは、楽しい

私たちの身体は、とてもシンプルに反応するのだと思った

そして今日は、ビーツのカレーを作った

そんなシンプルな1日を、ありがとう



あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。