見出し画像

習慣、風習は伝承が大事

先日も、残されたのは私一人と書きました。

育った家には、仏壇も神棚もなく
そういう事の習慣がまったく無かったです。
なので、どうしたら良いのかさっぱり分からなかった。

お墓参りは、親に連れられては行っていた。

ただ、お花をあげて、線香を焚く

お墓の掃除をした事は無かったです。
きっと母も知らなかったと思う

母が育った時代は、戦後の混乱期
生きるので精一杯

落ち着いて来た頃には、長兄が結婚するので、
18になっていた母は下宿をしたと言う

だからか、風習、習慣を知る事が無かったのかと思う。

母が亡くなり、お寺との付き合い方もわからず。

そのお寺は、親戚一同がお世話になっているので、いろいろ従姉妹に聞いて分かった

しかし、そう言う事をまったくと言って良いくらい伝承して貰ってなかった事に気づく

母は実家の近くのお寺だから、何かと実家の誰かが、世話を焼いてくれると思っていたらしい

それは、無理な事
そういうことも世間知らずだったのかも

そのお寺には、お盆は夜な夜なお寺に行って
提灯をお墓の前に吊す
そして、和尚がジャンジャンとシンバルみたいので
お経をあげる。

それは、しなくてはならない儀式だと思っていた

ある意味、良い風習だとも思っていた
実は意味も分からずだけど

その提灯の火を消さずに、家(母の実家)に持ち帰り
庭に吊す。
当時は、本物のろうそく

なんのためかは知らなかった。

大人になって、お盆には迎え火を焚くことを知った

やった事が無かった

が、あの提灯がその役目をしている事は、母の7回忌くらいの時に知った。

お寺のおばさんに聞いたのだ。

なんで、提灯をお墓に立てて、それも3日間もと

すると、ご先祖様をお迎えする儀式だという。
お迎えして、その火で連れて帰るのだという
昔は街灯もないので、その提灯の明かりで帰ったと。

3日間もするのは、ご先祖様のご都合もあるだろうから
13日には間に合わなかったら、14日と
なるらしい。

そうだったのか
私の様に電車でお墓に行くから、提灯の明かりをもって帰る事は出来ない。

なので、その集落の人達の習慣

しかし、近年は外から来て、そのお寺にお墓を建てる人もいる

すると、その事を知って、提灯を下げる様にはなる。
でも、きっと意味は知らないのだろう。

なので、おばさんは言う
都会(その集落以外の人の事を言う)の人は毎日来なくても良いのよ。と

そうよね、意味が違う物
私もそれを知っていたら、毎日行かなかったかも

3日間通うには、本当に大変
疲れる
暑いし、体力の消耗
クタクタだった

母は生前、一人で来たこともないだろうし
3日間も通った事は無かっただろう
父の運転する車で来て、
駅から25分も歩いた事は無かっただろうし

このクタクタさを知っていれば、無理しなくていいよ。と言ったかも知れないが
あの人は、やるのが当然と思っていただろう
本当に意味は知らずに
だから、言わないか。

お盆はみんなが、母の実家に集まるから
従姉妹達に会って話をするのは楽しかったけど。

父が亡くなってからは、1日だけ行くことにした。
私だって歳を取ってるものね。
疲労度は15年前とは大違い。

そして、コロナ禍
お寺では、提灯あげを中止した。

私は自宅で、提灯をさげる事にした

今年は、コロナ明け
だけど、台風だし
12日にお掃除に行った時は、吊す準備をしていたお墓は少なかった。

台風の雨予報に、その作業を止めたのか
13日するのか

私は夜の提灯あげに、行くのはもう終わりにする。

何のために行くのかがわかっていれば、
いかない事に罪悪感は生じない。

父も晩年は、1日だけだった。
その大変さを知っている。
だから、許されると思う。

でも、提灯の明かりは、殆どの家は
ろうそくから、ろうそくもどきに変わっている。

あの明かりでも、ご先祖様はついて来てくれるのだろうか。
と言う疑問を私は持つのである

習慣、風習は

なぜするのか

と言う事の伝承が大事
それがないと、ならばやらなくて
ならば、いまでなくても
と、なって行く

年越しそば
年末の大掃除
なども

なんで、どうして

が伝わっていないので、
なにも、この寒いときに大掃除はする必要がない
と、お掃除の巨匠が言う。

年越しそばも
12時に食べるとか

こんな事をちゃんと伝えて行くのが、知ってるモノの勤め

墓守の事は知らなかったけど
こっちは知っている。

日本人の生き方の、古事記を知ると
きっと分かる事がある。

私は、古事記をツールにして、日本人の生き方を伝えている。
日本人って凄いな
日本に生まれて良かったなぁと思うのです

ライフワークだったと言う事を再認識した,昨今である。

オンラインで古事記のお話をしています
いろいろ気づけるお話をしています。


拙い記事を最後までお読みくださりありがとうございます。 お時間ありがとうございました。 まだまだnoteがなんであるかわかりませんが、楽しく書いていきますので、今後も宜しくお願いします