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【高専の寮生活について】続編

以前の記事【寮生活について】にご質問がありましたので、回答しますね
https://note.com/mayumi_sensei/n/n9eae4c5ff585

【寮の部屋割り】
寮の部屋は先輩と同室という学校も多いようですが、甥っ子が通うS高専では、寮の同室メンバーはみんな同学年でした

私たちも入寮日当日まで「先輩と同室」と思っていたため、お父さんからは「先輩後輩の心得」を伝授されていましたが、到着して「あれ?」「みんな1年生?」少し緊張が解けた瞬間でした

部屋は3人部屋で、みんな別々の学科だったので、情報交換も盛んにできたようです

前期と後期で部屋替えがあります
そして後期からは自分たちで誰と同室になるか決めたそうです
先輩方も学校も、学生たちを信頼してくれている証拠ですね

「上が押さえつけなくても自立できる人材は作れる」という気合と覚悟を感じます

入寮日は、受付も部屋への案内も全て先輩方がお世話してくれました
私ども保護者への対応もしっかりしていて、支持も分かりやすく、学生間の「自治」がしっかりしていると感じました


【寮での食事】
甥っ子には食物アレルギーがあるので、寮で「アレルギー除去食」が提供されるのもS高専を選んだ大きな理由です

私も寮の食事を、体験入学と入学式の2回いただきました
入学式には「ちらし寿司」が提供されました
こういう形で「お祝いの気持ち」を表してくださる心遣い、ステキですね

ちなみに体験入学時・入学式時ともに、先輩方が席への誘導やお茶の心配りをしてくれました
ここにも先生の姿はなく、全て学生たちの自治社会です

お父さんからの「先輩後輩の心得」の1つに「学食では先輩のお茶をいれる」がありました
しかし実際に目の前でお茶をいれてくれてるのは先輩たち

「いやいやコレは今日だけ特別だ」と、しっかりお父さんの言いつけを守り、先輩にお茶をいれると「エライね〜!」と逆に驚かれたそうです

学校によっては「お父さんの言いつけ」通りの寮もあるようですね
あるYou Tubeで「俺たちも1年の時に先輩からそうされた」という理由で、「理不尽の伝統」が受け継がれている所もあると知って驚いています

ウチは本当に良い先輩方に恵まれています
だからこそ2年に進級した今「あなたも良い先輩になるように」と言えます
良い伝統を引き継いでいけるって有り難いですよね


【感じ方は人それぞれ】
メリットばかりではないと思います
合わない先輩もいるでしょうし、人によっては同じ状況でも厳しく感じるかもしれません

・「潔癖症だけど大丈夫か」と質問がありましたが
んんんんん〜・・・コレばっかりは(笑)

・「食事が合わないのでは」コレもしかり

感じ方は千差万別です
慣れるか否かもやってみないと分からない

私も50歳を超えてオンライン授業するなんて夢にも思わなかったし
ムリムリと思ってたけど、やってみたら出来た
それも「やってみて分かった」結果論です

同じ事象をどう感じるかも人それぞれです
納豆が好きな人もいれば絶対ムリな人もいる
どちらも間違ってない

「OKバージョン」と「無理だよバージョン」
両方シミュレーションするのもいいですね

私も大学1年の時に寮生活しましたが、人生の中で「寮生活」「団体生活」する機会ってそう多くないです
大変なことも多いですが、お金を払っても買えない経験もたくさんしました

大人になった今も「お風呂から出る時はおやすみなさいと言う!」と「変な寮則」をネタに笑えます
でも集団生活が苦手な人には辛いかもしれません

・やらなかった後悔
・やらなければよかったという後悔

どちらの後悔も正解です
自分に合ったほうを選びましょうね


こちらもどうぞ【推薦試験】
https://note.com/mayumi_sensei/n/n8d6aa8e2d134






見に来てくれてありがとうございます! 「国境の島」で先生してます。以前は香港で先生してました 先生として保護者としてオンライン上の親戚オバちゃんとして、子ども達に伝えたいことを文字や音声にしています (トップ画像は私が撮影した「島」の写真です)