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19)【寄り添う、共感する】は簡単じゃない

臨床心理士・公認心理師・ヨガ講師の村上真弓です。
今日もご覧いただきありがとうございます。


今年度、スクールカウンセラーの方のお仕事は

「不登校…」

「死にたい…」

「いじめ…」

など

重大な案件に携わらせていただくことが続きました。


そこで

校長先生はじめ先生方、保護者の方とも

沢山対話を重ねて見えてきた

【子どもの心に寄り添う】ことの重要性。










『寄り添いましょう』

『共感しましょう』という言葉は

よく目にするかもしれませんね。


言葉はやさしく簡単なようで

実はすごく難しい。



そんな風に感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私たち臨床心理士も大学院のトレーニングで

『共感』や『寄り添う』ことを叩き込まれました。



共感や理解をしてより添っているようで、

【わかったつもりになっている】

こともあるんですよね。



これは先生と子ども、親子の間でも、

やっぱり起こり得る話。


では、

『寄り添うってどうするの??』

という点については


コリ・ド―フェルドさん作

『ぼくのきもちはね』

という絵本が

とても分かりすく、

校長先生にも紹介させていただいた位です。




子どもを想う大人たちの多くは

落ち込んだら、

”なんて励まそう?”
”どうやって解決しよう”
”こんなことになった悪者は誰?”

と未来に意識が向いたり

他者に意識が向いたりします。

これも全て間違いではありません。



でも、心が回復していくにも

『順番』があるな、と感じています。








『寄り添うだけでは、問題は解決しない』



確かにそうかもしれません。

問題解決の作戦を立てるのは

もう少し後で役に立ちます。





『共感や受容は、子どもを甘やかすだけ』



本当にそうでしょうか?


子どもたちの内側からのみなぎる力は

味方がいるんだという安心感からみるみる生まれます。





”ぼくの気持ちを分かってくれる。”




そう思えないと、

子どもは大人に話すことをあきらめ

助けを求める選択肢を放棄し

ひとりで悩みを抱えていきます






気づいたころには

心が爆発して

中を見ると問題が山積していた…

ここまで、どんなに苦しかっただろうね。

そんなプロセスを沢山みてきました。



まず、『寄り添い、共感すること』は

一次的な予防であり

一次的な関わりであり

その後の解決を促す

必要不可欠な土台なんだ

ということを改めて実感した1年でした。






でもね

『寄り添う、共感する』は簡単なようで難しい。


そこにはやっぱり

『寄り添ってもらったり』

『共感してもらった』

という大人側の経験

必要なんですよね。


経験したことのない事を

子どもに与えようとするのは

難しい話だと思いませんか。



だから、

大人も

『寄り添ってもらう』

『共感してもらう』

ってすっごく大切なんです。







そのために

些細な愚痴でも

誰にも話せなかった話でも

カウンセラーに相談してみるのも一つです。




色んな先生たちも

ふらっと

私のデスクに立ち寄っては

愚痴やちょっとした弱音を吐いて

スッキリした表情で

また仕事に戻って行かれました。


『愚痴みたいになってごめんなさいね!』




それでも大丈夫です◎



話すことで、離す(放す)。




心に生まれた余白の分で

また皆さんが

日常に戻って

頑張れるのがわかっているので

私はいつでもウェルカムです^^

あなたの心を大切にしてみましょう。






▽▽▽


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Thank you for reading…
今日も良い日になりますように🕊

心理臨床オフィスCore代表
村上真弓




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