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赤ちゃんを「丸く抱いた方がよい」わけは?

「赤ちゃんは丸く抱いた方がよいと言われました…」

最近あるママからそんなお話しを聞きました。

では、何故赤ちゃんは丸く抱いた方が良いのでしょうか?

その理由の一つは赤ちゃんの基本姿勢と動きにあります。

赤ちゃんは初めの頃、首がすわっていません。

首周りの筋肉が緩くコルセットが出来ていない状態なのです。

放置すると頭の重みで首が後ろに反ってしまいます。


首が反ると顎が上がります。

顎が上がると気道が狭くなり口呼吸になります。

口呼吸が癖になるとおっぱいを飲む時にもすぐ口が空きます。

結果的におっぱいをしっかり飲めません。

又、首が反ると脊柱も反ります。

脊柱が反ったまま首がすわり始めると…

頸椎の「前彎アーチ」が出来ません。

結果的にストレートネックになりやすい。


ストレートネックは頭の重みを脊柱や骨盤に直接かけることになります。

体はその重みの負荷を左右前後に分散して動こうとします。

左右に行きすぎると側弯
前に行きすぎると猫背
後ろに行きすぎると反り腰

…と言う訳。

なので赤ちゃんの首がすわる前に“頸椎の前彎コルセット”を作りたい。


又、腕の位置も重要。

赤ちゃんの腕は体の前でW字にある状態が肩や肘の関節の収まりがよいことになっています。

もう一点、足の位置も重要。

赤ちゃんの足はM字に開いてお腹側に引き寄せらた状態で股関節がはまる仕組になっています。


頸椎の前彎手のW字、足のM字の引き寄せができるのは結果的に「丸い抱っこ」なわけ。


だから最低でも…
赤ちゃんの首がすわって
肩・股関節がある程度固まり正しい寝返り(”正しい“が重要ポイント!)が出来る生後5~6ヶ月頃までは「赤ちゃんは丸く抱っこ」することをお勧めします。

赤ちゃん抱っこ…

たかが「抱っこ」…
されど「抱っこ」…

実は奥深い…

「抱っこ」に自信がなかったらお気軽にご相談くださいね。


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