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手足口病が流行ってきました!

毎年、このじめ~っと蒸し暑い季節に流行ってくる感染症の一つに手足口病があります。
「子どもの三大夏風邪」の一つと言われています。

手足口病とは
口の中や手足などに2~3mmの水泡の出来るウイルス感染症です。
主にコクサッキーウイルス、エンテロウイルスが原因です。

高熱が続くことはあまりなく、ほとんどが発症してから数日間で治ります。
まれに髄膜炎や脳炎や心筋炎などが出ることがあるので…
風邪は万病のもと!
合併症には注意です!

高熱が続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、息苦しそう、水分がとれずおしっこが出ない、ぐったりしている…

などの症状がみられたらすぐ受診しましょう。


感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染。

症状が治まってもしばらく便からウイルスが出続けます。

保育園など子ども達同士の距離が近く
衛生観念がまだ発達していないところで
集団感染が起こりやすいですね。



手足口病に有効なワクチンもなく
予防薬も特効薬もありません。

発症しても、軽い症状で治ってしまうので
感染してはいけない特別な病気ではありません。

ほとんどの人が5歳までにかかって
免疫をつけてきた感染症です。

“皆の通る道だ”とおおらかに構えましょう。


ただし、ウイルスに免疫のない大人がかかると
子どもに比べて症状が重く出ます。

感染した子どものおむつ交換の後は
手洗いをしっかりしましょう。


「手足口病になってから
おっぱいを飲まなくなった…」

よくママからこんな相談が寄せられます。

お口の中に水泡が出来て痛いのでしょう。


とりあえずあまりお口を強く使わなくても飲める
麦茶などの水分を与えておきましょう。
果汁は浸透圧や酸の関係で多分しみる…。


ママのおっぱいが溜って痛い場合は
乳腺炎にならない程度に軽く搾っておきましょう。

産後4ヶ月以降でしたら手搾りの圧抜き程度でOK。
搾乳機まで使わなくてもよいでしょう。


産後3~4ヶ月以降は子どもの吸いに合わせて
おっぱいが作られる仕組みになっています。

赤ちゃんが吸わなければ自然に分泌量が減りますし
元気になって吸い始めると又おっぱいは復活します。


ただし…
乳腺炎になりやすいママや
子どもの月齢が浅くおっぱいがよく出ている場合は
おっぱいの経過も慎重に見ましょう。

子どもの哺乳力が回復しても
どこかしらしこりが残っている場合

一度、助産師におっぱいメンテナンスしてもらった方が安心かも。

何故ならば…
この気候はママの免疫力も低下させるから。
看病疲れとエアコンの冷えも相まって
おっぱいも合併症に移行しやすい…

しっかり復活させておかないと
酷暑で一夏グズグズしてしまいそう…。

子どもの病気と同じ…
おっぱいも早めに復活させましょう。

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