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自分の軸をつくると部屋も洗練される!

過去や不安、外部環境に影響を受けて物が増えてしまう人がいる一方で、物がたくさんあってもOKな場合があります。それは、自分軸で考え、信念に基づいて物を集めている人です。

たとえば料理研究家のキッチンには、たくさんの調味料や料理器具があるでしょう。しかし、それはおそらく、すべて研究に必要なものだからこそ集めたものです。フライパンがたくさんあったとしても、魚や肉を焼くためのフライパン、ソースを作るためのフライパン、卵焼きを作るためのフライパン、中華料理用の火が通りやすいフライパン(中華鍋)など、大きさや厚みによって、役割が異なるから、必要なだけ持っているのです。

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これが、ただ物を溜め込んでしまう人になると、目的もなく同じものを3つも4つも持っているという事態になります。信念に基づいた目的があるかないかが、大きな違いですね。

また、大学の教授は研究をするために、参考となる文献や書物をたくさん集めていてもなんらおかしくはありません。それは研究をする過程で必要だからです。自分の仕事において必要だから、意図して集めているのです。

自分に必要なものが分かっている人の家は、統一感があります。たくさん物があっても洗練されています。それは、大事にしたい自分の価値観が分かっているからです。自分軸で物を持つタイプの人の家の物には、価値観が反映されています。集まっている物を見れば、その人の生き様までもが自ずと分かるでしょう。

また、自分軸がはっきりしている人は、先に挙げた優先順位も明確にしている人がほとんどです。優先順位をつけることは、自分らしく生きることに直結します。
人生には仕事・人間関係・お金・趣味・健康美容など様々な分野がありますが、人が同時に拡大できる分野は3つまでといわれています。そのため、優先順位をつけることが必要なのです。

たとえば趣味の優先順位が高い人が仕事ばかりの生活をしている場合は、本当にやりたいことができていないので、自分らしくない、本当の自分ではないと感じます。反対に、優先順位をはっきりさせてそれに従って生きていくと、どんどん豊かに幸せになっていきます。それぞれの気持ちや感覚を言葉で表すと、前者は閉塞感や違和感、後者は開放感やしっくりとする・充実感などを感じているでしょう。

自分の価値観や今必要なものが分かっている人は、何か新しく欲しいなと思うものがあった時、欲しい物リストに入れはしても、今すぐ買うようなことはありません。自分の中で優先順位がはっきりとしているからです。欲しい物をチェックしつつも、「今自分に必要なのはコレ」と選択することができます。

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これは部屋の断捨離に限ったことではなく、すべてに言えることですが、優先順位を決めるのと同時に、「今あるものを出すこと」と、「不要なものを入れないようにすること」が大事です。今あるものをいくら捨てても、入れる量が変わらなければ結局またすぐに溜まってしまうからです。入れるものは厳選し、不要なものを捨てるという意識が重要なのです。

このように、思考習慣や行動習慣を見直すと、自分の軸と優先順位をしっかりと持てるようになり、不安がなくなって精神的にも余裕が生まれます。すると、自然と身の回りに置く物、その分量も決まってくるのです。

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