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貧血へのアプローチ

貧血とは、体に血が足りない状態のことを言います。
貧血になるとたちくらみや動悸、息切れや身体が酸素不足になるので、倦怠感や疲労感を感じてしまいます。
私は、以前厳しい食事制限をした時に貧血になり、毎日立ちくらみやだるさに襲われていたことがあります。
極度な食事制限によっても貧血は起こります。
貧血について、今日は3つのことについてお話ししていきます。

貧血の種類

●鉄不足
まず貧血の種類であげられるのが、皆さんもご存知だと思いますが、鉄不足です。
大事なのは、血液検査上での鉄の数値ではなく、一般の血液検査では数値が出ないフェリチン値という、どれだけ体内に鉄が貯蔵されているかです。
このフェリチン値が低いと潜在性鉄欠乏性貧血になっている状態で、隠れ貧血に陥っている可能性があります。
疲れやすさやだるさを感じたり、寝つきが悪くなってしまったり、なかなか起きられなかったりする人は、鉄が不足していて潜在性鉄欠乏性貧血の状態になっているかもしれないので、しっかり鉄分を補給するようにしていきたいです。

●悪性貧血
悪性貧血は、ビタミンB12の不足や胃酸の分泌能力が低下して起こる貧血です。

●小球性貧血
小球性貧血は赤血球の大きさが小さく、酸素量も少なくなるので、ガス交換がスムーズに行われなくなります。

●巨赤芽球性貧血
逆に赤血球のサイズが大きいと巨赤芽球性貧血と言います。葉酸やビタミンB6が不足しているとサイズが大きいままで赤血球になってしまうので、末端まで血液を送ることができずに、冷えやむくみにつながってきてしまいます。
葉酸やビタミンB6を不足させてしまうアルコールを普段から飲んでいる人は、巨赤芽球性貧血になりやすいです。

貧血になりやすい人


まず月経周期のある女性です。
鉄不足になると、粘膜も弱くなるので生理の出血量が多くなり、ますます鉄不足を招いてしまいます。
よく汗をかく人も、汗でミネラルを排出してしまうので、鉄不足に陥りやすいです。
また、よく有酸素運動、特にランニングをする人は、貧血になりやすいと言われています。
足底部、足の裏に赤血球が多く存在するので、ランニングの際に壊してしまうんです。

貧血に対するアプローチ


まず、鉄やタンパク質や葉酸など、不足している栄養素をしっかり摂ることが大事になってきます。
また、赤血球の合成にはビタミンCも関わってくるので、ビタミンCの摂取も必要です。
鉄分はヘム鉄、非ヘム鉄があり、動物性の食品であるレバーや牛肉などはヘム鉄、大豆製品などの植物性食品は
非ヘム鉄です。吸収率はヘム鉄のが良いですが、レバーなどを摂りすぎてしまうとビタミンAの摂取量が増えてしまい、
過剰摂取になってきたりもするので、非ヘム鉄とのバランスが大事です。
大豆製品を始め、小松菜やほうれん草などをビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がります。

また、貧血のある人は炎症物質を摂らないことも大事になってきます。
サラダ油やコーン油などのオメガ6、砂糖やアルコールなど、炎症を促してしまう食品を控えることも必要になってきます。
さらに腸内環境を良くすることで、消化・吸収能力が高まるので、食物繊維や発酵食品などを取り入れていくことも良いと
思います。

私自身も隠れ貧血気味なのですが、そういった女性は多いと思います。
ぜひ参考にして下さい♪

今日も読んで下さり、ありがとうございます(*^^*)


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