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苦しい夢

今日は苦しくて目が覚めた。
夢の中で嗚咽を漏らしながら、泣いていたからだ。

今日の夢は切なかった。
夢の中の私は、どこか保育園のようなこどものいる施設に数名で訪問していた。
するとある男の子が「今日は来れてよかった!」と満面の笑みで言う。
その男の子は、身なりが貧しくて、親からネグレクトされていると思う。
その彼が笑顔で「だって、玉ねぎ掘りができたもん!僕の夢だったんだ!」と。

なぜ今の時期に玉ねぎかと言うことは置いておき、●●掘りとか▲▲狩りなんていう秋の行楽シーズンには家族で楽しむイベントである。
普通なら、「お母さん、僕、●●掘りに行きたい!」というと「そうね、じゃぁ、今度の休みの日にお父さんに連れてってもらおうか。」なんていう家族の会話が目に浮かぶ。

しかしこの夢の中の彼は、そう言える家族がいなくて、小さな心の中に色んな夢を押し込んでいたんだなと。
そう思うと、涙が溢れそうになって、でも、彼に涙を見せちゃいけない気がして、『そう、良かったね』なんて言いながら、口元はブルブルと震えていた。

側にいたもう一人の人も同じ心境で、2人で見つめあいながら『泣いちゃいけない。』とお互いに目配せをした。

***

なんでこんな夢を見たんだろう。
動物のネグレクトについて書いたからかな。

考えてみると、昨日見た親子がきっかけかな。

茶色より金髪に近い色の髪をしたお父さんが、小さなこども3人をつれて橋の上から川を覗いていた。
周りをふらふら歩いている女の子も、その女の子に「だめよ!」と追いかけている女の子、そしてお父さんの横で橋の柵に登っている男の子も、みな、なぜか靴を履いていなかった。

年の頃なら、5歳、3歳、2歳といったところだろうか。

2歳ぐらいの男の子は、お父さんと一緒に橋の柵に足をかけて上っているのだが、柵には隙間があり、足元が滑れば、もしかすると落下してしまう危険性があった。(私が心配性なだけかもしれないが。)

しかし金髪に近いお父さんは、両手をわぁーと広げて、男の子も真似をしている。

『私が彼らの母親だったら、絶対そんな危険な真似はしない。』

『世の中の事故にあう子どもたちの多くは、そういった親の不注意が原因なのではないか。』

『それは無知というのか、それとも一種のネグレクトなのか。』

など、悶々としながら愛犬の散歩をしていた。
きっとそのことが引っかかっていて、そんな夢を見たのだろう。

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