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無意識の偏見

おはようございます。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

今朝、夫の一言に少しイラッとしてしまいました。

「今日、夜から雨で、明日も雨やから、今日洗濯しときな!」

毎月の女性ホルモンのせいかもしれませんが、イラッとしたんです。

基本毎日洗濯をしているので、今日明日と洗濯出来なくても問題ないし、なんなら暖房をつけた室内に干したら乾くはず。

それを普段何も家事の担当を受け持っていない夫に指示を出されないといけないのか。

仕事がなく家にいるが、一応自営業という仕事人であって、専業主婦ではない。

住む家は与えられているが、養われている訳では無い。

なのに何故?

きっと夫に反論したら、こう言うだろう。

「ただ明日雨やから洗濯しといた方がええでって言っただけやん!」

しかし、ちょっと待ってくれ。

「今日、夜から雨で、明日も雨やから、今日洗濯しときな!」と「洗濯しといた方がええで」には大きな違いがある。

前者は指図で、後者はアドバイスだ。

細かいやつだと思われるかもしれないが、ここはハッキリしておく必要がある。

* * *

昨日YouTubeで、村上由美子さんと内田舞さんの対談番組を見た。

その中で、村上由美子さんが「無意識の偏見」というお話をされていて、「子どもの頃から、男の子には機械系のおもちゃを与え、女の子にはお人形を与える。そうやって小さな頃に植え付けられた無意識の偏見は大人になっても心のどこかに存在する。」と。

あるアンケートで、「こどもにパソコンを与えるか?」と聞いたところ、男の子のいる親の方が多く「与える」と答えた。

こんな風に、わたしたちの潜在意識の中に「無意識の偏見」が少なからず存在していて、夫の何気ない一言にも「女が家事をするべき」みたいな考えが根底にあるんだと改めて思った。

そして、男女の問題だけでなく、「働いている者は偉い、働かない者は怠け者」みたいな世の中の偏見もあるんじゃないかと思った。

わたしは去年から整理収納アドバイザーとしてフリーランスとなった。だが仕事という仕事はまだない。

だからといって怠けている訳でも敗者でもない。ただのひとりの人間だ。あっちんさんの言葉を借りるなら地球人だ。

がむしゃらに働く人も、のんびり働く人も、子育て中の人もそうでない人も皆、地球人に変わりない。

わたしは今、人生の階段の踊り場にいて、次の階(ステージ)に上っていくために呼吸を整えているだけ。

一気に100段上れる人もいれば、10段ずつ休憩しながら上る人もいるだろう。

だから、お互いがお互いを尊重して、それぞれの体力に合わせたペースで上っていけばいいと思っている。

* * *

色んなことを哲学的?に考えると、夫の何気ない発言にも多少は落ち着いて対応が出来る様になったような気がする。

でもそれは、よく言えば「落ち着いている」であり、悪く言えば「冷めている」かもしれないなぁーと(笑)

ちなみに、「今日、夜から雨で、明日も雨やから、今日洗濯しときな!」と言われたわたしが返した言葉は、

『毎日洗濯してるから今日しとかな困ることもないし、最悪は夜にしても暖房で乾くから問題ないよ。』

普段なら『ほんまぁ?そしたら洗濯しやな!』と素直に洗濯していたと思うのですが、今日は朝から用事があり、洗濯する時間的余裕がなかったからイラッとしてしまいました(笑)

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