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ヨハネの黙示録

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。

口語訳 ヨハネの黙示録1章3

【イスラエルに対する戦い 1】

・ひとりの女

1 また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。

2 この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。

・赤い龍

3 また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。

4 その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽そうとかまえていた。

 ・男の子

5 女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた。

6 女は荒野へ逃げて行った。そこには、彼女が千二百六十日のあいだ養われるように、神の用意された場所があった。

 ヨハネの黙示録12:1-6

つづく

黙示録12章は最も多くの象徴が登場する章です。

12章から13章に登場する7人の主役たち(7年間の大患難時代の後半)

  1. ひとりの女はイスラエルの象徴 

  2. 赤い龍はサタンの象徴

  3. 男の子はキリストの象徴

  4. ミカエルは天使長

  5. 女の子孫の残りの者はレムナント、真の信仰者たち

  6. 海から上って来た獣は反キリスト

  7. 地から上って来た獣は偽預言者

 12章では、ヨハネは、サタンとイスラエルの戦いの歴史を振り返り、大患難時代に起こることを預言している。

 ひとりの女は創世記37:9-11、太陽はヤコブ、月はラケル、11の星は11人の息子たち、夢を見たヨセフを含めると12人になる。「ひとりの女」とはイスラエルである。

 旧約聖書では、イスラエルは「ヤハウエの妻」として描かれている。参考聖句イザヤ54:5-6、エレミヤ3:6-8、31:32、エゼキエル16:32、ホセア2:16。

12の星の冠をかぶる女の姿はキリストの王国でのイスラエルの栄光に満ちた姿を預言している。

 赤い龍サタンは自分の支配下にある悪霊を動員してキリストの業を妨害する。

「天の星の堕落した三分の一」とは、堕落した天使の数である。悪霊の数。サタンは、キリストの誕生に際して、悪霊どもを一か所に召集した。ベツレヘムで産まれたイエスを殺そうとして、ヘロデ王は二歳以下の子供を殺した。

 男の子キリストは王国を統治することになっている。その前に昇天した。

 大患難時代の中間イスラエルは、神が用意された場所、荒野に逃げる。逃げるタイミングは、反キリストがイスラエルとの契約を破棄し、自分は神と宣言し、自分の像を神殿に置く。2テサロニケ2:4彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して立ち上がり、自ら神の宮に座して、自分は神だと宣言する。

マタイ24:15預言者ダニエルによって言われた荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば(読者よ、悟れ)、16そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。

荒野と山は同じ場所である。そこは、(ボツラ) ペトラである。


記事を見てくださりありがとうございます。聖書の中で唯一、祝福が約束されているヨハネの黙示録を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。



 

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