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天国への近道

「永遠の命とは、唯一のまことの神でいますあなたと、また、あなたがつかわされたイエス・キリストとを知ることであります。」

 ヨハネの福音書17章3

【受難週 火曜日 (2)】


・イエスの権威についての質問
23 イエスが宮にはいられたとき、祭司長たちや民の長老たちが、その教えておられる所にきて言った、「何の権威によって、これらの事をするのですか。だれが、そうする権威を授けたのですか」。

24 そこでイエスは彼らに言われた、「わたしも一つだけ尋ねよう。あなたがたがそれに答えてくれたなら、わたしも、何の権威によってこれらの事をするのか、あなたがたに言おう。
25 ヨハネのバプテスマはどこからきたのであったか。天からであったか、人からであったか」。すると、彼らは互に論じて言った、「もし天からだと言えば、では、なぜ彼を信じなかったのか、とイエスは言うだろう。
26 しかし、もし人からだと言えば、群衆が恐ろしい。人々がみなヨハネを預言者と思っているのだから」。

27 そこで彼らは、「わたしたちにはわかりません」と答えた。すると、イエスが言われた、「わたしも何の権威によってこれらの事をするのか、あなたがたに言うまい。

マタイ21:23-27 (マルコ11:27-33、ルカ20:1-8)

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・ふたりの息子のたとえ
28 あなたがたはどう思うか。ある人にふたりの子があったが、兄のところに行って言った、『子よ、きょう、ぶどう園へ行って働いてくれ』。
29 すると彼は『おとうさん、参ります』と答えたが、行かなかった。

30 また弟のところにきて同じように言った。彼は『いやです』と答えたが、あとから心を変えて、出かけた。

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31 このふたりのうち、どちらが父の望みどおりにしたのか」。彼らは言った、「あとの者です」。イエスは言われた、「よく聞きなさい。取税人や遊女は、あなたがたより先に神の国にはいる。
32 というのは、ヨハネがあなたがたのところにきて、義の道を説いたのに、あなたがたは彼を信じなかった。ところが、取税人や遊女は彼を信じた。あなたがたはそれを見たのに、あとになっても、心をいれ変えて彼を信じようとしなかった。

マタイ21:28-32

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・悪い農夫のたとえ
33もう一つの譬を聞きなさい。ある所に、ひとりの家の主人がいたが、ぶどう園を造り、かきをめぐらし、その中に酒ぶねの穴を掘り、やぐらを立て、それを農夫たちに貸して、旅に出かけた。

34 収穫の季節がきたので、その分け前を受け取ろうとして、僕たちを農夫のところへ送った。

35 すると、農夫たちは、その僕たちをつかまえて、ひとりを袋だたきにし、ひとりを殺し、もうひとりを石で打ち殺した。
36 また別に、前よりも多くの僕たちを送ったが、彼らをも同じようにあしらった。

37 しかし、最後に、わたしの子は敬ってくれるだろうと思って、主人はその子を彼らの所につかわした。
38 すると農夫たちは、その子を見て互に言った、『あれはあと取りだ。さあ、これを殺して、その財産を手に入れよう』。
39 そして彼をつかまえて、ぶどう園の外に引き出して殺した。
40 このぶどう園の主人が帰ってきたら、この農夫たちをどうするだろうか」。

41 彼らはイエスに言った、「悪人どもを、皆殺しにして、季節ごとに収穫を納めるほかの農夫たちに、そのぶどう園を貸し与えるでしょう」。

42 イエスは彼らに言われた、「あなたがたは、聖書でまだ読んだことがないのか、『家造りらの捨てた石が/隅のかしら石になった。これは主がなされたことで、わたしたちの目には不思議に見える』。
43 それだから、あなたがたに言うが、神の国はあなたがたから取り上げられて、御国にふさわしい実を結ぶような異邦人に与えられるであろう。
44 またその石の上に落ちる者は打ち砕かれ、それがだれかの上に落ちかかるなら、その人はこなみじんにされるであろう」。

45 祭司長たちやパリサイ人たちがこの譬を聞いたとき、自分たちのことをさして言っておられることを悟ったので、
46 イエスを捕えようとしたが、群衆を恐れた。群衆はイエスを預言者だと思っていたからである。

マタイ2うか1:33-46 (マルコ12:1-12、ルカ20:9-19) 

※たとえの言葉の意味:主人は父なる神。ぶどう園はイスラエル。農夫はイスラエルの指導者。僕たちは預言者たち。わたしの子はイエス・キリスト。

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・宴会の招きを断った人々のたとえ
1 イエスはまた、譬で彼らに語って言われた、
2 「天国は、ひとりの王がその王子のために、婚宴を催すようなものである。
3 王はその僕たちをつかわして、この婚宴に招かれていた人たちを呼ばせたが、その人たちはこようとはしなかった。
4 そこでまた、ほかの僕たちをつかわして言った、『招かれた人たちに言いなさい。食事の用意ができました。牛も肥えた獣もほふられて、すべての用意ができました。さあ、婚宴においでください』。

5 しかし、彼らは知らぬ顔をして、ひとりは自分の畑に、ひとりは自分の商売に出て行き、
6 またほかの人々は、この僕たちをつかまえて侮辱を加えた上、殺してしまった。

7 そこで王は立腹し、軍隊を送ってそれらの人殺しどもを滅ぼし、その町を焼き払った。

8 それから僕たちに言った、『婚宴の用意はできているが、招かれていたのは、ふさわしくない人々であった。
9 だから、町の大通りに出て行って、出会った人はだれでも婚宴に連れてきなさい』。
10 そこで、僕たちは道に出て行って、出会う人は、悪人でも善人でもみな集めてきたので、婚宴の席は客でいっぱいになった。

11 王は客を迎えようとしてはいってきたが、そこに礼服をつけていないひとりの人を見て、
12 彼に言った、『友よ、どうしてあなたは礼服をつけないで、ここにはいってきたのですか』。しかし、彼は黙っていた。
13 そこで、王はそばの者たちに言った、『この者の手足をしばって、外の暗やみにほうり出せ。そこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう』。

14 招かれる者は多いが、選ばれる者は少ない」。

マタイ22;1-14 (ルカ14:15-24)

たとえの言葉の意味:王は父なる神。王子はイエス・キリスト。宴会は天の御国(イエス・キリストの千年王国)。僕たちはバプテスマのヨハネとイエスの弟子たち。軍隊はローマ軍(紀元70年エルサレム陥落、火で焼かれた)。出会う人は異邦人。礼服はイエス・キリストを信じた者に与えれる義の衣。外の暗やみは地獄。

つづく


記事を見てくださりありがとうございます。少しずつですが、聖書の神を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。

聖書絵本を全国の書店に並べられることが夢です。沢山の人々にまことの神を知ってもらいたいとの思いで作成しました。神の働きにサポートしていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。