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ネガティブフィードバックは価値

「あなたはフィードバックされるの好きですか?」

この質問に「YES!」と即答できる方は少ないのではないでしょうか。

フィードバックに苦手意識を感じていて、その言葉を聞いただけで一瞬ひるんだり、「大事だとは思うけれど・・・」と、煮え切らないセルフトークが出てきた方もいらっしゃるかもしれませんね。

その気持ち、よくわかります。 

コーチである私も「フィードバックは大切」と思いながらも、受け取る瞬間はやっぱりドキドキするものです。


ネガティブフィードバックを伝えることに臆さない

私はこの言葉を呪文のように唱え続けています。

唱え続けることによって、ネガティブフィードバックに対する自分の「覚悟」を確かめているのだと思います。

セッションの中でコーチが感じる違和感、喜び、変化などの考察は、クライアントにとって有益な情報がたくさん含まれています。

私は、その一瞬の感覚を見逃さずに「率直にフィードバックする」ことをとても大事にしています。その中でも『ネガティブフィードバックは価値』なのです。

新卒の頃や、就職して数年の若手時代のことを思い出してください。

毎日、先輩や上司からシャワーのようにフィードバックを受け取っていたのではないでしょうか。

しかし、キャリアを積んでいき役職が上がっていくと、組織の中でフィードバックを伝えてくれる人は少なくなってきます。

だからこそ、お金を払ってでもフィードバックが欲しい。

エグゼクティブコーチングでは、とくにクライアントが周囲の人にどのように見えているのか?また、どのような影響力を発揮しているのかを客観視し、チューニングするためのフィードバックが求められていると感じています。

いつしか私の周りにはネガティブフィードバックを真剣に求めるクライアントがいっぱいになりました笑

自分自身に真摯に向き合うクライアントとご一緒させてもらえているのはありがたいことですね。

そんな私も百戦錬磨の経営者・役職者であるクライアントに対して、最初からネガティブフィードバックを伝えられたわけではありません。

「社会人経験も経営者としての経験もずっと上の方にこんなことを伝えていいんだろうか・・・」

「怒らせてしまったらどうしよう・・・」


このように迷う瞬間も当然ありました。
正直に言えば、今でも迷うことはあります。

でも、ここで臆してはいけない。

ネガティブフィードバックをきっかけとして、大きな気づきにつながる瞬間や行動変容が起こる瞬間を数多く目撃してきました。

コーチである私がネガティブフィードバックを飲み込んでしまえば、クライアントに提供できる価値を自ら奪っているようなもの。

私はセッションを通して、クライアントにとって価値ある時間を提供したいのです。

ネガティブフィードバックが伝えられる土壌を作るために、信頼して話してもらえる関係作りに心を配っています。そして、どんなタイミングで、どう表現してフィードバックを伝えるかには細心の注意を払っています。

臆さずにフィードバックを伝えることを決め、私自身もフィードバックを受け取る。


これもコーチとしてフィードバックを活用するうえで大事なポイントです。

フィードバックを通して、クライアントとのセッションや、セミナー・研修などに参加される受講生との時間をより良いものにしていきたいと思います。

ぜひ、このnoteを読んでのフィードバックをコメント欄からいただけると嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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