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女性でも大丈夫!管理職にチャレンジしてみよう!(前編)

こんにちは!ブリキャリコーチの首藤繭子(Mayuko Shuto)です。

私が前職のコンサルタント時代、社内外で推進していた取り組みの一つにダイバーシティ&インクルージョン(D&I)*があります。
* 多様な人材が組織に所属し、多様性を受け入れて個々の特性が活かされている状態

日本は、世界経済フォーラムの「ジェンダー・ギャップ指数」で世界116位(2022年)と非常に低い順位に留まっていますが、ようやく多くの企業が女性活躍推進に本腰に入れ始めています。

特に、世界的にも低い女性管理職比率を改善すべく、女性従業員に対して、管理職を目指すよう推奨し、女性管理職候補のためのトレーニングやメンター制度などの支援も提供している企業が少なくはありません。

このように女性管理職を増やしたいという流れが企業レベルでは強まる一方、私は、管理職になりたくない、興味がないという女性に数々会ってきました。

なかには、「管理職へのプレッシャーが強いので、女性管理職が既に多い部署に行きたい(そうすれば、部署単位での女性管理職比率目標に囚われずに済む)」という人もいました。

管理職になりたくないという理由を聞くと、以下のような話が出てきます。

「お給料以上に責任が増えそう」
「自分にはとても管理職になる能力がないと思う」
「勤務時間が増えるので、家庭との両立が難しいのではないか」

さらに、深堀りしていくと、案外、具体的な問題がなくて想像だけで話をしていることがあったり、反対に身近な人の限られた事例だけで、管理職は大変と思っているケースもあります。

そもそも管理職とは何でしょうか?

定義は色々とありますが、例えば「所属している組織が目標の実現のために、部下の指揮・管理・プロジェクトや組織の運営、管理といった業務を担う立場にある人」です。

管理職はなぜ管理・業務が出来るのか?それは経営者から決裁権限を一部移譲されている、言い換えると決定する権限が与えられているためです。

決定するのはそんなに大変なことでしょうか?

私たちの生活は決定に溢れています。朝何時に起きるか、何を食べるかといった毎日行うことから、どこに住むか、どの会社に勤めるか、数年に1回程度のことまで、全て決定です。子供のころは親が決定していますが、徐々に自ら決め、成人になったら自ら決めてきた人が大半と思います。

このようなことが、自分が決められないと想像してみてください。どう感じますか?

少しの期間なら我慢できるかもしれませんが、そのうち息苦しく感じるのではないでしょうか。

そう考えると、一般従業員として長期間働くというのは、ある意味異常なことです。

私は、自分の人生を自分で舵を取るために自ら決める権限は必要であり、つまり管理職になることはメリットと感じています。

組織に働いている皆さんは是非、躊躇せず、管理職を目指していただきたいと思います。

今回は、管理職が担う決定は私たちが人生で行っている当たり前のことであると伝えましたが、次回は後編として、プライベートとの両立や専門職との違いについても触れて管理職として働くことについて触れていきます。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!

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