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公募運営側の思いを知りました

今日、「 深大寺恋物語」運営事務局のみなさんと打ち合わせをしました。

今年、20周年で幕を閉じる「深大寺恋物語」大賞。その締めくくりに行われるあるビッグイベントの進行役を仰せつかったのです。

私が、「深大寺恋物語」 で審査員特別賞をいただいたのは2010年のこと。
その後もずっと、受賞したことが自信になってなんとか頑張ってこれました。

事務局の皆さんは20年ずっと変わらずこのメンバーだそう。受賞時にも皆さんにはお会いしたはずだけど、きちんとご挨拶するのははじめて。

名刺交換すると、みなさんじつにさまざまなご職業です。勝手に市の職員がやっているものだと思っていましたが、全くのボランティアとしてやっているそうです。

えっ!!

手弁当で数百もの応募総数をさばき、受賞作の冊子を作り、あんな盛大な授賞式までやってくださっているの…!?

おどろいて、やりがいを尋ねると
「いろんな人から、おかげで町が盛り上がったよ、ありがとうって言われるのがうれしいです。いつか生涯を終えるとき、この20年、やりきったなと思い出すと思います」
「 ぼくは、受賞連絡の電話をしたときのみんなの喜ぶ声に毎回感激してます」
「授賞式でどの賞になったか発表するとき、受賞者もその仲間たちや家族たちもうわぁって歓声をあげるじゃないですか。あの瞬間がたまりません」
「わたしは、いつかこの中から作家さんが生まれるんだな、って思いながら連絡してます」

みなさん……(;_;)

そして、「わたしは、いつかこの中から作家さんが生まれるんだな、って思いながら連絡してます」と言ったその方が、どうやら私が受賞したときの連絡をくださった人ということが判明しました。

「 とうとう本当に作家になる方が出て、それがこの20周年の年であることに運命を感じてます。だから清さんのデビューが我々は本当にうれしいんですよ」と言ってくださいました。

それを聞いて、いつか小説家としてもデビューしたい、と思いました。そして、みなさんの20年にお返ししたい、と。

じつは今日、下書きに「 もう小説が書けない」 と暗めの記事を書いていてアップするつもりだったのですが、やめました。

小説もエッセイも、がんばる。
喜んでくれる人がいる。

調布駅に貼ってあったポスター。締切は7月末です。みなさん、ぜひ!

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