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真実知っても得なことは一切なし...かもね。

こんにちは。占い師の先生まゆちんです。

(かげした真由子です)


さて、占い師の元を訪れる方は、

白なんですか?
黒なんですか?
どちらかわかるまで夜も眠れません・・・


的な不安をもっている方が多いです。


・彼が浮気しているのかどうか?知りたいとか
(これが大多数かな。)

・職場の上司が自分のことをどう評価しているのか?
・私には才能があるのかどうか?
  本当はないのではないか?

等々、です。


白か黒かわからないので怖いんですね。


そして、これらのことで悩んでらっしゃる方々が占いの後、手にするのは


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(1)真実を知って、傷つく私。

(2)真実を知って、ほっとする私。

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という成果だけ。


つまりここでも白か黒か?です。


まあ、それでも良いとは思うのですが、

建設的なことは一切ないです。

ない。


とまあ、それでも良いのでしょう。
結果を伝えるのが占い師の役割なのだから。


悩み解決が仕事なのではなく、占術結果を伝えることが役割だと。


一方、私は、
「占い師という役割はオートマチックに人の心に入り込める」
という質を持っていることを実感しているので、意識的に活用したいと考えます。


人の心を扱うことを中心に置きたいのです。


そこで、もしあなたが私と同じようなスタンスの占い師さんであればこういうことを知っておいていただきたいんです。

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真実は観察するまで決定していない

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ってことを。中身を開けなきゃわからない。

私たちは
「ただ占いの結果を伝えているだけ。」
と思ってますが、実はそれって
「一つの真実を創っちゃう」
ってことと同じなのです。


今までは曖昧でモヤモヤしていた未来が一つ形になります。


これは実際の出来事としてこんなふうに現れます。


例えば、占い師さんであるあなたが、素っ気ない恋人の態度に悩む女性に
「彼は浮気してます」
と言ったとしましょう。


するともれなくその瞬間から、相談者の心の中で「浮気している彼」魂を持ち始めます。その人の現実として「浮気している彼」という真実が息をしはじめるんです。


それが事実かどうかはさておき。


するとどうなるか?


ご相談者は無or意識的にかかわらず「彼が浮気をしている理由と根拠」を探し始めます。実際に彼が浮気をしていなくても、なにを見ても「浮気の証拠」に見えてきてしまう。


・・・この先は何となくご想像いただけるのではないでしょうか。


逆に「大丈夫ですよ、彼はあなた一筋です」と言ったとしましょう。


ご相談者はきっと安堵の表情を浮かべられるでしょう。もしかして彼との仲も今までより安定したものになるかもしれません。
しかし、一度そういう不安をもってしまったということもあり、またちょっとしたことで不安になる可能性があります。


建設的なのは一瞬だけで、根本的な解決には成りません。


そして他の占い師さんのところへセカンドオピニオンにいき「浮気の可能性がすこしあるかも」なんていう結果が出た日にゃ・・・てなことになります。(よくあります)


私の経験では、占いでは根本的にご相談者の気持ちは楽にはならないことが、大半を占めます。


また、別件のご相談で
「あなたには○○という才能があります」
と言ったとしましょう。


するともれなく、その後、そのご相談者は自分のその才能を日々、どこで活かされているか?探し始めるでしょう。


さあ、では、問題解決に導くことを信念に掲げている占い師である私達はどう対応すべきなのでしょう。


心理学者のライサンダミッシュは以下のような実験を行ったという話しがあります。

被験者にそれぞれ、幸運のお守りを家から持ってきてもらいます。半数の被験者はそのお守りを身に付け、後の半数は別室においたままにしてもらうのです。するとお守りを身に付けたグループの方がトランプの神経衰弱で成績が良かったという実験があります。

さて・・・


だからといって「望む未来を告げとけば良い」ってことではないんですよ。このことから私が言いたいのは、以下のようなことなんです。


実はね、占い師の皆様には、

「占い師にだって、人の気持ちや未来なんてわからんよ。」

っていうスタンスでいて欲しいと思っています。


だってわかんないですやん。w
証拠ないやん。


あなたがすごいカリスマ占い師で、百発百中であったとしてもそう思っていて欲しいんです。


その上で、占術を駆使して、その人の今から未来をはじき出していくことが大事なんです。矛盾してますがそういうことだと思っています。


それが「術」というもんだと思います。

占い師ってもんだと思っています。誰にもわからないもの、見ようと思っても見れない未来を「敢えて観察する術を使える人」であれば良いのだと思うのです。




そうこのカードみたいにね。↓

剣の7

この「剣の7」は言葉を巧みに操る人でもありますし「ハッタリをかます人」でもありますし、本音と建て前がバラバラな人でもあります。


決して褒められてもんじゃないです。


でも、この決して褒められないような「術」を、信念をもって使えば良いと思っています。


占い師が未来なんて決めちゃダメです。
(決めているつもりはなくても、決めることに荷担していること多いからね)


たくさんの方の恋愛やお仕事のお悩みをお聴きしていると、やはりこう思うのです。


─────────────

・結局は本人が納得するところまでやってみることでしか未来に進めない。

・結局は本人が「何を信じたいか?」が未来を創っている

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んですよね。


ですから、、

ご相談者がどんな未来を信じたいか?
をちゃんと汲み取ることが大事なのではないかなぁ。


まゆちん

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