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すずめの戸締り

すずめの戸締り

アマプラで配信が始まったので、やっと見ることができました。

本当は映画館で見たかったのですが、家から出る事が困難な状態が続いていて...
この日を待っていました。

私なりに思った事をダラダラと書いていきます。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。





「天気の子」「君の名は」を見て、「すずめの戸締り」も絶対に見たいと思っていた作品。
次女は「天気の子」が大好きで、何度も見ています。
神話が盛り込まれているのも興味深いです。




家の近くの廃墟で見つけた不思議な扉。
導かれるようにその扉を開けてしまう主人公のすずめ

すずめは小さな石像を抜いてしまいます。
石像は抜かれた事で猫に姿を変えました。
この石像がミミズを封じる為の要石だった。

猫に姿を変えて、すずめの前に現れたダイジン。

ダイジンはすずめを導く神のような存在。
すずめからしたら意地悪ですよね。
そうたをイスに変えてしまったり、厳しい試練ばかり与えてきます。
でも、最終的にすずめが故郷の東北に辿り着けるように、開いた後ろ戸を教えながら導いてくれています。

意地悪に感じますが、その人の人生に必要だから試練を与えているんですよね。
正しい方向へ導くために、これでも大難を小難に。


このお話は、3.11の震災がテーマになっています。
私は直接的な被害を受けてはいないので、何かを言える立場にはありませんが...

すずめのように、3.11 から時が止まってしまった方がたくさんいると思います。

震災体験に限らずですが、止まってしまった心に鍵を掛けたままにするのではなく、ひとりひとりが心の中の扉を開き、過去の自分と向き合い、その時の気持ちに折り合いをつけることで前に進める。

前に進むために、扉を開ける必要があった。
私はそう解釈しました。




お母さんを震災で亡くしたすずめを育ててくれた叔母のたまきさん。

たまきさんとすずめの本音でぶつかるシーンが印象的でした。

たまきさんにサダイジンが憑依し、本音を吐き出させたシーンです。

たまきさんは、すずめがいるせいで自分の人生を生きられていないと感じていた。

すずめも、口うるさいたまきさんを鬱陶しく思っていた。

お互いに遠慮して本音を言えないでいたけど、本音を言えた事で、仲が深まった2人。

このままでは、お互いが自分の人生を生きられない。
家族とはいえ、お互いのためにしっかりと境界線を引くこと。
本音を吐き出すことの大切さを改めて感じました。

これは我が家の親子関係でも日々感じていた事。

改めて肝に銘じます。



最後、すずめの為に要石としての役目に戻ったダイジンの終わり方が切なかったです。
ダイジンは人柱ですね。


人の意識が薄れた場所に歪みがたまり、後ろ戸が開く。

人に忘れ去られた土地は力を失ってしまう。

自分を含め、人間って勝手な生き物だとつくづく思いました。


私たちは見えないものに常に護られ、生かされています。
1日1日を大切に、悔いなく生きることの大切さを再確認できるようなお話でした。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。



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