見出し画像

はじめてのひとり旅

わたしは約2年半前、
人生ではじめてのひとり旅をした。

行き先は、石川県の金沢市

わたしはひとりでごはんを食べに行ったり、
お買いものをしたりすることもだいすきなのだが、
そのときはなんとなく、どこか遠く遠くの町へ
ひとりで行ってみたいきもちになったのである。

そんなことをある日、
わたしは友だちに相談してみた。

「なんか急にひとり旅に行きたくなったんだけど、
 どこかおすすめのところとかある〜??」

そう聞いてみると、友だちから

「どういうところに
 行ってみたいとかあるの??」

と聞かれたため、
わたしはすこし考えた結果、

「なんかレトロな雰囲気で、
 ゆったり落ち着けるところ!」

と答えた。

それに対して友だちが
おすすめしてくれたのが、
石川県金沢市だったのだ。

わたしはそのとき
金沢がどういうところかなどを
よく知らなかったため、
すぐにSNSを使って
いろいろと検索をしはじめた。

おいしそうなごはんや
レトロで風情ある街並みが
次々と出てきて、わたしは
それらの写真に目を奪われていた。

すると、
なんと気づいたら友だちが、
金沢までの往復の交通手段や
わたしが好きそうな宿泊地を
すべてその間に調べてくれており、

「まゆちゃん、いまもうサイトとか
 LINEでぜんぶ送ったから!」

と言われ、気づいたときには
あと乗りものや宿泊地の予約をするだけ
という状況になっていたのである。

仕事が早すぎるよ。。頼もしすぎる。。😭

そんな友だちへ
ありがとうのきもちを抱きながら、
無事に必要な手続きもすべて完了し、
ついにはじめてのひとり旅をする日が
わたしにも訪れたのである。

普段はほとんど遊ぶときも
当日まで無計画なわたしだが、
さすがに

時間をすこしでも
無駄にするわけにはいかない!

と思い、事前に
行きたいパン屋さんや美術館、
おすすめスポットなどを調べ、
それらを巡るルートなども
しっかりと考えていた。

そのおかげもあり、
スムーズにひとりで心のおもむくまま、
行きたいところへ行き、食べたいものを食べ、
写真も思う存分撮り、
なんとも充実した時間を
過ごすことができたのだった。

でも、夜になると
やっぱり寂しくなっちゃって、
気づいたら友だちに電話をかけてしまい、
そこからは何時間にもわたって
たわいもないおしゃべりをした🌝♩

そして、次の日の朝

わたしはお刺身がだいすきで、
中でもサーモンは
食べものの中で1番だいすきなため、
近くの有名な海鮮丼屋さんへと
ひとりで朝一に向かった。

そして列に並び、
ようやく順番が回ってきて、
わたしはいろいろな海鮮が入った
1番豪華な海鮮丼を注文し、
しばらくすると、
その海鮮丼が目の前に運ばれてきた。

その海鮮丼はいままで
人生の中で見た海鮮丼の中で
1番キラキラと輝いていて、眩しくて、
わたしは思わずそのまま
しばらく見惚れてしまっていた。

当然味もまちがいなく、
一口一口を噛み締めながら、
しあわせを心の底から
味わったのだった。

でも、

やっぱりおいしいものを食べるときは、
だれかとその「おいしい」を共有したいなあ


とも、つよく思ったりした。


それに加え、普段から
ものすごくおしゃべりなわたしは
ひとりの時間がだんだんと
寂しくなってきてしまい、
その日は夕方に
帰る予定だったのだけど、
急遽時間を変更し、
昼すぎには東京へと
帰って行ってしまったのである。

ひとりの時間も
とても好きだけれど、
わたしは友だちと一緒に
過ごす時間のほうが、
もっと好きかもしれない。

そんなことにも、
改めて気づかされた
ひとり旅だった。

でも、いまでも
たまにだれにも言わず、
ひとりでふらっと旅へ
出たくなってしまうときがある。

自分を見失いそうになってしまうとき

自分ともっと向き合いたいと思ったとき

自分の時間を思う存分、
自分に使ってあげたくなったとき


そう思ったとき、
わたしはまたふらっと旅へ、
ひとりで出てしまう気がする。

旅っていつも、
新しいことに気づかせてくれて、
新しい自分に変わる
きっかけにも溢れてる。

だから、好きなんだと思う。

これからも
自分がおもむくままに、
どこかへふらっと旅に出たいし、
それができる心の余裕も
常にもっていたいなあ🚃♩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?