終電のあとの物語
終電前後の街並みにもいろんなドラマがある。
ある女性たちは、酔っ払って電車に乗ったが、寝ていたのだろうか…
折り返し戻る電車でそのまま往復して戻ってきてしまっていた。
そこで酔いが覚めたのか、なんとも言えない顔をしてタクシーを呼んでいた。
そこからタクシーで自宅まで。
またある男性は、終電で自宅へ帰るはずだったが、仕事で疲れたのか寝てしまい、いつのまにか終点の駅だったらしい。
次の日も仕事だから、帰るしかないとタクシー乗り場で待っていた。
その道中も爆睡していて、自宅付近まで着いたところで声をかけたが、
(何丁目までしか聞けてなく)
目が覚めたものの、ここはどこ?状態だった。
その男性が案内してくれていたが、寝ぼけているのかよくわからずだったので、
ナビで番地まで入れたいからと伝えて教えてもらった。
ようやくたどり着いたらすでに午前2時過ぎ。
朝からまた仕事だとぼやきながら降りて行った。
運転手からすると、比較的長距離なのでありがたい限りだが、
(さらに深夜は2割増)
本当に終電でそんなことがあるのかと
ドラマのようだった。
酔っ払い関係は、やはり週末金曜日が多いと感じる。
タクシー運転手だからこそ、見える世界もあるんだなと思ったまだ夜中でも蒸し暑さが残る8月の夜だった。
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