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東京お散歩日記#13(丸の内~三越前)

お散歩日記(丸の内~三越前)
・・・4月△日 晴れ ・・・

今日は三菱一号館美術館で行われている『上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー』展を観るため、丸の内にやってきました。

前日にネット購入&予約をしておいたので、決められた時間内に到着するよう向かいます。

丸の内仲通りをまっすぐ歩き、

美術館のあるブリックスクエアに到着すると、広場の木々の葉がもさもさ豊かに茂っていました。すっかり初夏のようです。って、まだ四月ですが。

都会っ子のハトちゃん登場です。たぶん、お昼時はここでお弁当を広げている人たちがいると思うので、餌が結構落ちているのかもしれません。

いきなりスタタタターと早足で歩いたりしています。

そして最初にお伝えしますと、『上野リチ』展、ほぼ観ないで退場してしまいました。というのも、展示物はとても豊富で、どれも可愛くて良かったのですが、なにせ混雑していて落ち着かなかったので、人混み苦手かつ忍耐力不足の自分は、早足&ざっと見で15分ほどで出てしまいました💦

それだけ人気で注目の展覧会のようです。もちろん、混雑具合は日や時間帯にもよると思います。それにもし混んでいても、ゆっくり速度の行列鑑賞が大丈夫であれば充分鑑賞を楽しめると思います(ちゃんと人数制限もされているようなので)。

ちなみに人垣の隙間からノンストップ早足鑑賞するなかで、唯一、七宝焼きのデザイン画のところだけ運良く空いていたのでじっくり鑑賞できました。丸い枠組みのなかに淡い色彩の花が描かれていて、とても可愛らしかったです。美術館に行ってひとつでも「あ、いいな」の感覚があれば上々なので、とりあえず今日はそれで良しとします、笑。

そんなわけで気を取り直して、東京駅方面に向かいます。

赤レンガの駅舎は今日も色鮮やかでした。

そして赤レンガの駅舎のまわりは背の高いビルだらけです。

本当にビルだらけ。ビル、ビル、ビル。コンクリートジャングルなんていう言葉がその昔ありましたが、本当にそんな感じです。ですが、ちゃんと緑も植えられているので、景観としては息抜きできる感じもあります。

そんなビル群の傍らでキックボードのレンタルなんてのを見かけました。自転車のはよく見ますけど、キックボードのレンタルもあるんですね。自分は乗ったことありませんが、なんだかオシャレです。

本屋丸善のあるオアゾを抜けて、永代通りに出ます。行ってみたいカフェがあるので、そこに向かいます。

途中、古めかしい高架下を通りました。

高架下から網越しの空を見あげていると、なんだかうら寂しいような気分になります。東京駅発の新幹線とか、いろんな電車が次々走っていきます。

永代通りを日本橋方面にまっすぐ歩いていくと、目的地のTOKYOTORCH 常盤橋タワーに到着しました。とても背の高い黒いビルです。

オフィスや飲食店がいろいろ入っているそうですが、そのなかで今日行きたい場所はというと…、

一階にある『TOFFEE tokyo』というカフェです。coffeeではなくtoffee。名前から察せられるように、豆腐と豆乳を製造する会社が母体の豆乳が主役のカフェのようです。以前、テレビで紹介されているのをたまたま見て、一度来てみたかったんです。

店内にもカウンター席や大テーブル席はありましたが、天気が良いのでテラス席に座ります。ちなみに注文は先にレジでするスタイルです。

しばらくして運ばれてきたのは、ソイラテと豆乳ドーナツ(プレーン)。
お団子みたいなドーナツです。ソイラテは飲むとびっくりするほど濃厚でおいしかったです。豆乳が主役のソイラテという感じがします。

そしてこのドーナツが、これまたすごーくおいしい!外サクッ、中モチッのドーナツで、甘さ控えめで油っぽさもなく、ぺろりと平らげてしまいました。四個、六個、八個と選べましたが、六個にしてもよかったかもなー、なんて思うほどでした。

ちなみに目の前の広場はTOKYO TORCH Parkという広場だそうで、赤い船の模型?や巨大赤べこがいました。

ビルに挟まれた空を眺めながら、外でのんびりお茶時間です。テラス席はこの季節ならではの楽しみのような気がします。小腹を満たしたあとは、また永代通りに戻り、まっすぐ進んで日本橋に向かいます。

中央通りに出てきました。コレド日本橋を正面にして右手は日本橋高島屋がある方面(もっと先は銀座)、左手は三越本店がある方面です。今日は三越本店をゴールに、ここで左折します。

永代通りにも中央通りにも等間隔に花壇がありました。色鮮やかなパンジーがひしめきあっています。なぜかぺしゃんこに潰れている花壇もみかけましたが、こちらの花壇はみんな生き生きしています。

ピンク色のとか黄色のとか、

紫色のとか、どれも元気に健気に咲いています。

どら焼きで有名な『うさぎや』がありました。行列がなかったので、せっかくなのでどら焼きを購入。お会計を済ませて店を出ると、あっというまに長い行列ができていました。タイミングよく購入できてラッキーでした。

日本橋を通りすぎていきます。この下を流れるのは日本橋川。

麒麟像がありました。見ためいかつくて迫力があります。が、よく見てみると、ドーベルマンみたいに姿勢よくちゃんとお座りをしているんですね。彫刻家の渡辺長男わたなべおさおという方が作者だそうです(彫刻家の朝倉文夫のお兄さんだそう)。青銅製の彫刻です。

首都高の下にある日本橋を過ぎていくと、

三越新館がありました。このまままっすぐ歩き、

三越本店入口にやってきました。レトロな外観です。

三越といえばもちろん、ライオン像がありました。太くて立派な前脚をしています。長年、通りを行きかう人たちを静かに眺めてきたのだろうなあ、というような落ち着きと貫禄があります。

ライオン像の説明文には「必勝祈願の像として、誰にも見られずに背にまたがると念願がかなうと言い伝えられている」とあります。なかなか勇気が入りそうですが、チャレンジした人いるのでしょうか?確実に誰にも見られずにとなると、夜中とか明け方にひとりで来るしかなさそうです、笑。

ちなみにライオン像の下には谷川俊太郎さんの詩がありました。調べたところ、ライオン像100周年の際に書き下ろされたものだそうです。2014年の詩のようですが、内容は今の時代にもぴったりな気がします。

なかに入ると、吹き抜け中央ホールに天女像がありました。デパート内なので写真を撮ってよいのか分からず、受付の方に聞いたところOKとのことだったので記念にパシャリ。

すごく豪華で大きくて迫力があります。これだけ大胆にスペースを使っているのって、贅沢な感じもします。

見上げると、天井のステンドグラスを通して光が注いでいました。幻想的で、ヨーロッパの教会内の天井を見上げている気分にちょっとなれるような。

ちなみに近辺の建て物もいくつか写真を撮りました。これは三井住友信託銀行です。パルテノン神殿みたいな石造りで、重厚な建物です。

その先にはマンダリンホテルがありました。マンダリンといえばこの扇のマークが特徴です。

その入口には大きな藍色ののれんが風に揺れていました(ちなみにこれは日本橋三井タワーの入口です。ホテルに行くにはさらにその奥のホテル入口に進む必要があります)。

さらにその先にあるのがコレド室町テラスです。このあたりはコレドがたくさんあります。ちなみにこの二階には台湾発の書店、誠品書店がありました。が、今日は一階にある日本百貨店に立ち寄りました。全国のお菓子や雑貨等、品揃えが面白いです。そのなかにラム酒を使用した変わり種のどら焼き、ラムドラを発見したので購入。このあと三越のデパ地下探索をしてから帰りました。

翌日食べた、うさぎやのどら焼き。
生地はふんわり、なかの小豆はつやつやで、上品な甘さでとてもおいしかったです。

今日は想定外にどら焼きを二種も買えたので大満足です。
当初は美術館鑑賞を中心にするつもりだったのですが、結果、花より団子になったお散歩日記でした、笑。

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三菱一号館美術館で開催中の『上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー』展の会期は5月15日までだそうです。気になる方はHPでご確認くださいませ。

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                   お散歩日記、最後までお読みいただきありがとうございました☺

お読みいただきありがとうございます。