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子どもを小さいうちから保育園に預けるのは可哀想なのか?

皆さん、本日も仕事に育児、お疲れさまです。

突然ですが、ウチの娘は1才0ヶ月から保育園に預けています。ウチは私と妻が共働きで両親も近くに住んでおらず、「どちらかが仕事を辞める」か「娘を保育園に預ける」かの選択肢で、保育園に預けることを選びました。(経済面や諸々の事情から)

そういった選択肢をした僕たちに対して、周りの人からは

「そんな小さい頃から保育園に預けてるんだ。。。」

「なかなかスパルタだね」

という、反対意見までとはいかないまでも、「子どもに対する心配」の言葉をかけて下さる方々もいらっしゃいました。

今、ウチの娘は2才。保育園に預けて1年以上が経った今、「小さいうちから子どもを保育園に預けてどうだったか」という私なりの意見を、良かった点と悪かった点を正直にお伝えします。


良かった点① 協調性が身につく

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保育園ではたくさんのお友達、保育士さんと共同生活をしています。その中で育まれる協調性は子どもにとって貴重な経験になっていることでしょう。

私がそれを感じたのは、娘と近所の公園に遊びに行った時のことでした。娘が遊具で遊ぼうとしている時に、別のお友達も同時にその遊具のところへやってきたのです。その時、ウチの娘が「順番こ!」と、自ら遊具をお友達に譲りだしました

私も妻もまだ「順番こ」という言葉も教えてなかったですし、「順番を守る」という概念も、このコロナ禍で人混みに行くことが少なく、教える機会もほとんどありませんでした。

そんな中、自然とお友達に順番を譲っている姿を見て、「これは保育園のおかげだな。。。」と感じたのです。


良かった点② 言葉を覚えてくる

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先ほどの「順番こ」もそうですが、教えていない言葉や歌やダンスをどんどん覚えて帰ってきます。場合によっては覚えてほしくない言葉を覚えるリスクもありますが、ウチの娘は現在そのような言葉は覚えてきてません。

「お話するよ!パチパチパチ」と言って私達に向かって絵本の読み聞かせを始めたり、テレビから流れる曲に合わせて歌い出してダンスを踊ったり、保育園で覚えたことを私達に披露するのも楽しんでるようにも見えます。

どうしても、私と妻からだけだと、覚える言葉や歌も偏ってしまうので、子どもを楽しませるプロの保育士さんから色々と学んできてくれるのは、非常に嬉しく思います。


良かった点③ 保育士さんからアドバイスをもらえる

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保育士さんは子どもの面倒を見るプロです。

我が子への愛情は親が上だとしても、「経験」に関してはたくさんの子どもを見てきた百戦錬磨の保育士さんに軍配が上がるでしょう。

そんな保育士さんからアドバイスをもらえる機会があるのは大きなメリットだと思います。特に、子どもの体調が悪くなったり、発達が心配になった時に相談できるのは大変助かります。

保育士さんは色々な子どもたちを見ているので「この症状はこういう病気の可能性がある」や、「これくらいの年齢で言葉が出ない子も普通にいるのでそこまで心配しなくても良い」など、過去の経験からアドバイスをもらうことができます。

当然最終的に判断をするのは我々親ですが、色々な可能性を提示してくれたり、他の子ども達を比較対象として教えてくれるのは大変助かっています。


良かった点④ メリハリが生まれる 

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子どもを保育園にお迎えに行った時、子どもは最高の笑顔で親を出迎えてくれます。そして、一日のあった出来事を、たどたどしい言葉で嬉しそうに伝えてくれます。親としても、半日子どもと会えなかった反動で「我が子への愛情度」はピークを迎えています。

こういった瞬間があると「子どもがいてくれるだけで幸せ」という根本的な気持ちを改めて感じることができます。

もちろん休みの日は丸1日子どもと一緒に居れるのですが、夕方頃になってくると親の体力が切れてきて、疲れの方が勝ってしまうこともしばしば。もちろん我が子への愛情が途切れることはないのですが、「言うこと聞いてくれよぉ!」とか「何でそんな悪いことばっかりするの!」など、怒りの感情が出てくることもあって「子どもがいてくれるだけの幸せ」を感じる余裕もなくなってしまいます。

不思議と平日のほうが「子どもと一緒に居れる貴重な時間」を大切にしようと出来るんですよね。


悪かった点① 子どもと一緒にいれる時間が少なくなる

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言うまでもなく、最大のデメリットです。

「子どもと一緒にいる時間は、量ではなく質である」という言葉もありますが、量も多いことに越したことはないでしょう。

また、子どもの色々な「初めての瞬間」も家ではなく保育園の可能性があります。親としては子どもの「初めての瞬間」を見れるのを楽しみにしていますが、それを確実に見れるとは限らないことは親としては悲しい限りです。


悪かった点② 子どものストレス

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特に子どもが小さいウチから親元を離れて集団生活を強いられるというのは、子どもにとって大きなストレスにもなっているでしょう。親子ともに、本来はずっと一緒にいたいはずなのに、平日は半日間、離れて生活をする。

その反動もあるのか、ウチの娘は保育園から帰ってくるとママにべったりです。(遊び疲れてるのもあると思いますが)保育園では子どもなりに気を遣っていて、家でようやくリラックスして甘えれる環境になって、甘えん坊になっているのではないかと思います。

こういった娘の姿を見ると、「小さいウチから子どもにストレスを与えてしまっている」というのを感じざるを得ません。


悪かった点③ 怪我をして帰ってくることがある

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他のお友達に引っ掻かれたり、噛みつかれたりされて怪我をして帰ってくることがあります。娘もこの1年間で2度ほどお友達に噛みつかれて、湿布を貼って帰ってきました。(噛みつかれたらすぐ冷やすのが良いそうです)

ウチの娘はまだ無いですが、逆にお友達に怪我をさせたりするケースもあるでしょう。自分の目が行き届かないところで、こういったことが起きてしまうのは大きなデメリットであると言えます。保育士さんは1人で何人もの子どもたちを見ないといけないので、こういったことを完全に防ぐのは難しいと思います。


まとめ

「小さいうちから子どもを保育園に預けることは可哀想か?

子どもを1才から保育園に預けて1年経った今、私は娘に対して「可哀想」だとは思っていません。今ではウチの娘は保育園へ行くことを嫌がったりしてませんし、何なら楽しそうに先生のところへ向かっていきます。(親としては少し寂しい気持ちもありますが)

ただ、これは「子どもによる」ところも大きいと思います。娘が通っている保育園でも、少数派ですが毎朝のように親から離れるのをグズっている子もいます。こういう姿を見ると「小さいうちから子どもを保育園に預けることは可哀想」という気持ちも分かります。しかし、決めつけるのはどうかと思います。この経験が今後の子ども成長に繋がる可能性もあるのです。

「可愛い子には旅をさせよ」という都合の良いことわざもあります。子どもにストレスを与えてしまっていることは申し訳ないという気持ちも強いですが、集団生活を通じて、色んなことを小さい頃から学んで欲しいと切に願いながら、今日も娘へ愛情を注いでいこうと思います。

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