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もともと人類は孤独に弱い

日経朝刊の以下の記事を読んで、2020年4月〜7月ごろのコロナ初期に、家に一人で閉じこもらざるえなかった時期を思い出し、胸に刺さった。

▼出勤再開かリモート継続か。上司と部下、または社員同士で今、意見が分かれたり対立したり。企業の方針もまちまちだ。スタジオジブリの月刊誌「熱風」最新号で精神科医、アンデシュ・ハンセン氏がスウェーデンの近況を紹介している。経営者は出勤を求め、社員は予想外に従っている。理由のひとつは孤独だという。
▼もともと人類は孤独に弱い。そのため言葉だけでなく細かい表情や身ぶり手ぶりから相手の意図をくむ能力を培った。リモートではこうした非言語情報が得られず、帰属意識を持ちにくい。ハンセン氏の解説に、なるほどと思う。握手などの接触や一緒に笑うことも仲間意識を育むが、これらもリモートで失われたとみる。

「あなたはあまり会社に来ないからわからないと思うけど」(春秋)
2022/10/16  日本経済新聞 朝刊  1ページ


あの頃は2人目の娘の里帰り出産を控えた妻が、上の娘を連れて故郷へ帰ってしまった。当時は県外在住は里帰り先に行って家族にも会ってはいけない状況だった。

合わせて、入学したてだった大学院も登校制限により、家に引きこもり自習せざる得ない状況で、先のことが不安で本当にメンタルがきつかった。

人間は孤独に弱いと実感した。

そんな辛い期間を経験したこともあり、今は家族と過ごす時間や大学院で研究できる時間をとても貴重に思えるようになった。

大学院生活もあと半年。家族との時間も大切にしながら学位取得に向けて研究に励んでいこうと考えている。

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