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女には泉がある。
あふれてくる愛は、尽きることのない泉のようだ。
自分の中に、制御できない、そんな泉があるように感じる。
ただ、その泉も無限ではないのだ。
アン・モロウ・リンドバーグ「海からの贈りもの」の中でも、そのようなことが述べられている。
女は与え続ける。
子どもに。
夫に。
食事を、清潔な住居を、そして愛を。
しかし泉は尽きる。
だから女性は、自らの泉を時々満たさねばならない。
アン・モロウ・リンドバーグは、海に出かけ、そこで一人暮らしながら泉を満たした。
枯れても枯れても、湧いてくると思っていた私の泉も、もはや尽きかけている。
私は今、自らの泉をどうやって満たそう。
「一人になること、とつめた貝が答える。」
私も海に出かけようか。
すでに、泉は枯れかけている。
もう時間はないのだ。
麻佑子
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