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採用におけるコミュニケーションで大切なことってなんだっけ?

こんにちは!株式会社High Link(以下、ハイリンク)で人事マネージャーをしている、塩盛 茉優子(しおもり まゆこ)と申します。
この度HERPさんに「候補者と企業のより良いコミュニケーション」をテーマとした企業横断採用ブログリレーの企画にお声がけいただいたので筆を執りました!

ハイリンクは、「わくわくする未来と新たな熱狂をつくる」というミッションのもと、お気に入りの香りに出会える香りの総合プラットフォーム『カラリア 』を展開している会社です。
もともとハイリンクでは学生の頃にSNSの立ち上げと運営を行っておりましたが、急拡大により組織強化が急務になり、HRに転向し社員としてジョインしました! 2021年の夏から1年半ほど人事を経験した中で学んだことを元に「候補者と企業とのより良いコミュニケーション」のためにハイリンクが意識していることを書いたので、お役にたてていただけると嬉しいです〜〜〜!

ハイリンクの採用スタンス

1. 人が最も大切

ハイリンクでは5つのバリューがあるのですが、”人”が最も大切という考えを根底に持ちバリューが設計されています。

会社にとって“人”が最も大切。人がいれば何回だって立ち上がれる。 何よりも人を大切にする会社であり、チームでありたい。

株式会社High Linkコーポレートサイト

ハイリンクのバリューの詳細についてはこちら。

“人”が最も大切だからこそ、お互いに信頼しあえる仲間やチームでいるためにバリューを体現することをとても大切にしていますが、今後一緒に事業や会社を成長させていく仲間と出会うことになる採用活動もとても大切にしており、力を入れています。

2. お互いに幸せになる採用

採用文脈ではよく語られる話ですが、「入社」はゴールではありません。
「大転職時代」が到来している昨今ですが、転職しやすくなったとはいえ候補者さまにとって転職が重要な意思決定であることに変わりはないと思っています。もちろん、会社にとっても、今後信頼して1つの目標に向かって走ることになるため、重要な意思決定です。
そのため、お互いちょっと背伸びをしてお互いの良いところしか知らない状態で入社をするのは、入社後のミスマッチで苦しむ危険性をはらむためご法度だと考えています。
お互いにとって重要な意思決定だからこそ、良いところも伸び代も理解した上で、候補者さまが活躍できて、お互いが幸せになる未来に確信を持った状態で仲間になることを大切にしています。

なぜ選考において「コミュニケーション」が大切か

ハイリンクの採用のスタンスは上記で述べた通りですが、このスタンスはお互いの腹をみせあうことが必須であるため、ハイリンク側が考えているだけでは達成できません。
そこで大切になるのが、コミュニケーションです。
コミュニケーションが大切だと気づけたのは、超重要ポジションの内定辞退が2名連続で発生したことがきっかけです。(これは辛かった、、!)
自社ながらとても素敵な採用スタンスだと思っているし、内定辞退の経験がこれまであまりなかったこともあり、「どうしよう…まずいのは分かるけど何を改善すればいいのか分からない…」と焦りまくった記憶があります。
そこで内定辞退者の2名のうち1名の方にヒアリングの機会をいただき、お話する中でコミュニケーション不足が辞退の大きな要因の1つであることが分かりました。

  • 実際の働き方が見えづらかった

  • 質問しづらかった

  • 素の自分で居づらかった

  • etc…

今振り返ってもこりゃまずい、、候補者さまが活躍できて、お互いが幸せになる未来に確信を持ってほしい(&持ちたい)のに、これじゃ辞退をいただくのは当然だなと反省しました。向き合って率直にフィードバックをくださった候補者さまには、頭が上がりません。
どんな素敵な会社でどんな素敵な採用スタンスを持っていようと、それをしっかり伝えるコミュニケーションと素の自分でいられる信頼関係を短期間で築くことが大切だと学びました。

コミュニケーションで大切にすることリスト

採用におけるコミュニケーションには、3種類あると考えています。

  1. 候補者さまからハイリンクへのコミュニケーション

  2. ハイリンクから候補者さまへのコミュニケーション

  3. ハイリンクの採用メンバー間でのコミュニケーション

候補者さまが活躍できて、お互いが幸せになる未来に確信を持った状態で仲間になるためには、3種類とものコミュニケーションがうまくとれている状態であることが重要です。
ただ、2と3は自分たちでコントロールできますが、1は自分たちでコントロールできる範囲外だから難しい。
そこでまずは「候補者さまからハイリンクへのコミュニケーション」の理想の状態を定義し、次に候補者さまがそのコミュニケーションをとれるように自分たちが実践するコミュニケーションの方法を具体化しました。
どーん!

  1. 候補者さまからハイリンクへのコミュニケーションの理想の状態

    • 背伸びせず、ありのままの自分で話せる

    • 不安やネガティブな疑問も安心して聞きける

    • 入社後活躍している自分を具体的に想像できるようになるまで、業務を理解し、ハイリンクの人たち(もちろんチーム外もok)と交流することができる

    • 返信がすぐに返ってくる、電話やビデオ通話など口頭でも気軽にこまめに連絡できる

  2. ハイリンクから候補者さまへのコミュニケーションの方法

    • 本音を話してもらえる関係性を築くために、まずハイリンク自身が背伸びせず、ありのままをみせる

    • 候補者さまが活躍できてお互いが幸せになる未来を真剣に考え、考えていることを伝える

    • 情報や気持ちを最大限OPENにする

    • 候補者さま自身のこと(大切にしている価値観や望んでいる未来、活躍できる環境等)を深く理解するために、候補者さまの話をよく聞きく

    • 候補者さまがコミュニケーションしやすい場(各選考の参加者や人数のバランス、食事の席や雰囲気等)を作る

    • 返信をできるだけ早く返す、電話やビデオ通話など口頭でも気軽にこまめに連絡できる仕組みを作る

  3. ハイリンクの採用メンバー間でのコミュニケーション
    (補足:ハイリンクはスクラム採用を行っており、採用に関わる方が多いため社内のコミュニケーションも重視しています。)

    • 選考の中で感じたことや候補者さまに対する理解をこまめに共有する

    • たくさんあるHLの魅力のなかで、どれを特にお伝えすれば候補者さまが活躍できて、お互いが幸せになる未来に確信が持てるかみんなで握る

上記のコミュニケーション方法を実施することにより、2名連続で内定辞退が発生したポジションも3人目の内定者が内定を受諾してくださり、無事に採用を充足させることができました。また、その後も内定辞退は発生していません。
ずらららら〜と書かせていただきましたが、候補者さまとハイリンクのコミュニケーションはまだまだ良くなる伸び代があるし、ここに書いてあることがすべてではないと思っています。
ただ、その伸び代に気づき改善を回せるのは、選考において候補者さまとのコミュニケーションが大切だという意識があるからこそです。
候補者さまとのコミュニケーションに悩んでいる方や候補者さまとのコミュニケーションについてじっくり考えたことがなかった方(痛い目を見る前の私みたいな!)にとって、この記事が少しでお役に立てると嬉しいです!

さいごに

最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
この記事を書きながら、採用に関わるメンバーが多いスクラム採用を進める企業にとって、採用に関する知見を言語化し、共有し合うことの意義を再認識することができました。
素敵な機会をくださったHERPさん、本当にありがとうございました!
採用活動は人と人との関わり合いだから不確実性も高いし、ハードシングスも多いですが、その分信頼できる仲間と出会えたときの喜びはひとしおなので楽しんでいきましょう〜!

(せっかくなので)ハイリンクにご興味をお持ちいただいた方は、ぜひこちらもご覧ください〜!


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