見出し画像

プリンセスになりたい息子と面倒くさがりな私

どうも、まゆみっこです。久々のブログです。

最近、息子のかわいいもの大好き熱が高まっています。というわけで、今日は可愛くなりたい息子にまつわるお話です。

ビジュアルにこだわる息子と抵抗感がある私

息子は物心がついた2歳ごろから、ビジュアルにこだわりがある。

・スカートをはきたがる
・化粧をしたがる
・靴はラメのはいったカワイイピンクを履きたがる
・プリンセスの物まねをよくする
・好きな遊びはおままごと
・よく遊んでいる子も女の子
・シルバニアファミリーとメルちゃんが欲しいと訴える

好きなメンズも美しい人が好き。

・ローランド
・イエモンの吉井和哉

ここまで書くと、女子っ気たっぷりに聞こえるのですが、まぁ一方で音楽も好きだし、パズルやカルタも好きだし、アンパンマンも大好きだし、いろんな側面がある中での一つのMy favoriteなんです。

問題は私である。ついつい、服も靴も男の子っぽいものを選んでしまう。
でも、「嫌だよ、こっちがいいの!!」と、ピンク&ラメのラブリーなものを指されると、素直にいいよと言えない自分がいる。

なぜなんだろう。考えてみた。

考察1. 分かったつもりの価値観

いやー、子育てって本当に不思議なもので、今までLGBTの記事とか率先して読んだり、多様性のある価値観は大事だと常々思っているのに、所詮頭の中の理解なのだと自覚させられるんです。自身が腹落ちしないと、いとも簡単に剥がれるメッキのような価値観。

腹落ちという言葉通り、「腹」という身体性のある理解がないと、どこかでズレが生じてしまう。分かっているようで、なんにも分かってないんだなと、常々思ってしまいます。

また、子どもの好きなものが自分の大して興味が湧かなかったものや、刷り込まれてきた常識と異なる場合、私の頭と身体はこんな風になってました。

頭の中ではアクセルかけたい。
きっとこの子は独特な感性を持って、突き詰めれば面白い美意識が芽生えるんだろう。もっともっと好きなもので溢れさせたい。
身体の中ではブレーキをかけたい。
何言ってるんだ、悪目立ちもいいところだ、周りの人に言われる度に都度これでいいんですと言うのが、鬼めんどくさい。

咄嗟に出るのは身体なんです。はい、ブレーキはいりまーす。
そして、そのブレーキをかけた自分に脳内がビックリする。え?あんたの価値観そんなもんだったの?

身体が硬直して、数秒フリーズして困惑する私と、それを見つめる息子の図が出来上がり。


考察2. 単純に面倒くさい

上述のとおり、書いてて思ったのですが、親になると、常々「面倒くさい」という気持ちと戦わねばならないことが、ほとんどかと思うのです。

・何百回と子どもの世話や後始末をする面倒くささ。
・子どももしつこいくらい、あぁしたいこうしたいと訴えては、次の日には、秋の空のごとく変わる飽きっぽさに付き合う面倒くささ。
・周りの人間から、男の子なんだから、女の子なんだから、そんなのおかしいじゃないと、干渉される面倒くささ。

余裕のない育児ほど、子どもの失敗も回り道も許されないのだ。だって効率的に子育てするなら、そんな面倒な工数かけたくないじゃない?

そうして面倒くささに消耗されて、生まれる前に子どもに抱いた、「この子の可能性をつぶさぬよう育てよう」と意気込んだ純粋な気持ちが、いつのまにか日々の面倒くささに掻き消されてしまう。

もう初心忘れるべからずじゃないですか!忘れてたよすっかり・・・!


考察3. 同調圧力に負ける

日本は本当に同調圧力がガッチガチに強め。さすがに気持ちが萎えてしまうほどなのも、一因かも。

ちなみに私が住んでいたカンボジアとガーナは日本よりのイメージでした。宗教と規律・風紀がマッチしている(宗教観故のガチガチのジェンダー差別あり。特にアフリカ諸国では、カミングアウトは社会的死を意味すると言っても過言ではない)。

そして同調圧力を気にせず、将来いじめられたら、子どもがひどく傷ついてしまったら・・・。そんなの絶対にやだ!

そういう思考も一抹にあるのは否めない。

結論:違いを楽しむ心構えをもつ

本当は軽やかに違いを楽しんだもの勝ちじゃないって、言いたいけど、まだまだ私の心理的抵抗もある。

そして、中途半端に多様性が大事だよねって言ったとしても、すぐ子どもに矛盾を見透かされます(言ってることとやってることが違うというのは、まさに書いたとおり)。

・分かったつもりの価値観
・単純に面倒くさい
・同調圧力に負ける

一方で同調圧力に負けないパワーワードもあるんです。

なぜおかしいの?説明してみて?

同調圧力には群れの恐怖で思考が存在しないので、毅然とした態度で思考を求めると、途端にひよります。困ったらやってみよう。

やってみたら、何コイツ的に変な人認定されて、ますます個を生きる道を進みますが、多分親も子どもも、差異についての思考と行動は、体験すべきだと思うのです。

そんな私の育児書のバイブルは何度も載せていますが、これです。育児をとおして人間の「なぜ」を純粋に突き詰めたお父さんと娘の話です。

というわけで、まだまだ同調圧力強いジャパンでは、親の心構えが必要なんだと改めて悟り、面倒くさがらない意識を持とうと改心した記事でした。

まゆみっこでした。

この記事が参加している募集

#子どもに教えられたこと

32,956件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?