彼になんか会いたくない、その理由。

友達というには付き合いが浅く、知り合いというにはよくLINEする男の人がいる。
よくLINEをする。ゆるい話はできる。「会おう」ということになっていた。結論から言うと会わなかった。

猛烈に会いたくなかったからだ。

連日の残業で瀕死だったこと、休日出勤することになったこと、理由は探せばいくらでも出るが、シンプルに会いたくなかったのだ。

この「会いたくない」を突き詰めると、

①コロナで人と会うハードルが上がったこと
②妙に美化されている気がして、その自分で会う元気がなかったこと

が大きいな、と思う。
特に２番。彼はよく褒めてくれる。だけど、それは「多分そうであってくれたら嬉しい」なんだろうなぁ、と思えてしまう。
そんな一面を、きっと私が見せているんだろう。だけど、ぶっちゃけ、ほどよく嫌われないためにそうしているだけだ。

恋愛モードに入るほどではなくて。
ゆるく人と繋がるために、相手のノリになんとなく合わせてLINEしてきただけ。

自分がそう思っているから、疲れている今、会いたくなかった。
相手の理想に付き合えない。
それを相手が望んでいるかは別として、そう思ってしまうのが、もはや疲れる。
「会いたい」人じゃない。
書いてて人でなしみたく思えてきたけど、多分そうなんだと思う。

安心するにも、信頼するにも、余裕がいる。
もういいや、そう思うのも。
会ってしまえば思ったより楽かもしれないけど、その前段階でくじけてしまった。
そこもまた余裕のなさだろつか。

余裕、どうやって生み出したらいいんだろう。
先回りしていろんなことをしても、常にラットレースみたいにどんどんやるべきことは溢れてくるのに。