見出し画像

おもひでぽろぽろ

2022年7月18日、晴れ。

待ち合わせは、西武新宿線にある田無駅。
初めて降り立ったその場所は、おじぎ的住みたい町ランキング上位に入ってくるほど、魅力的な町でした。

改札をでると、目の前にはおにぎり屋さんとトンカツ屋さん。
仕事が終わって、今日はご飯つくる元気ないな、なんて日に、ぱっと買って帰るのもいいなと思いつつ、外に出ると、サイゼもマックも、日高屋もある。
おまけにくら寿司も。
食べて帰るのもあり。なんて妄想が膨らむ。

駅前には、複合商業施設があって、お惣菜屋さんで買った、イカ納豆巻きが美味しかった。

充実しているけれど、繁華街ってほどの賑わいもなく、静かで穏やかな風が吹く町。


そして向かうは、田無神社の「七夕てるてるトンネル」。

たくさんのてるてるが、青と緑の下で、ゆらゆら揺れる姿は、ただただかわいい。

これぞ映え。


てるてる短冊に願い事を書いて、トンネルに結ぶ。

結ぶ場所は、わたし達らしく、端っこに。






てるてるに込められた多くの願いを見て、人のことを願えるって素敵だなと思う。
いつでも、自分の幸せばかりをお願いしてしまうわたし。
こういう時に、友達や恋人、家族の幸せを願える人になりたいと思う。



そんなこんなで、お昼ご飯を食べたら、本日のメインイベント、西武ゆうえんちへ。

西武園駅から歩く、少し長い、静かな道のりは、あの時の初々しい気持ちを思い出させてくれる。

3年半ぶりに来たその場所は、以前の面影も残しつつ、新たな一面もあって、懐かしさと新鮮さで心が満たされる。


かつて、キティちゃんやけろっぴがいたあの場所は、手塚治虫のキャラクター達の住処に。
思い出のアトラクション達が消えてしまったわけではなく、新しい形として残されていることを知り、嬉しさが増す。


西武ゆうえんちで、1番のお気に入りアトラクションに昇格したのは、「ゴジラ・ザ・ライド」。
世界観にぐっと引き込まれる、スリル満点のアトラクションに、思わず悲鳴をあげてしまう。
そして、ゴジラに惚れること間違いなし。 


昭和の商店街は、思った以上に可愛くてキュンとする。
右も左もレトロで溢れてる。

八百屋ではバナナの叩き売りをしていて、店主と小学生の掛け合いに思わず吹き出してしまった。
絡まれたくないわたしは、隅っこでこっそり見物。


楽しい時間はあっという間で、暗くなってくると、いよいよお待ち兼ね、「大火祭り」という名の花火大会が始まる。
今日1番楽しみにしていたイベント。
花火を見るために、西武ゆうえんちに来たと言っても過言ではない。


久しぶりに見る花火は、すごく大きくて、すごく綺麗で、いろんな気持ちを与えてくれる。
嬉しさもあれば、切なさや寂しさも。


西武ゆうえんちは、わたしにとって、人生を変えてくれた、特別で、大切な場所。
大切な人と、これから一緒に歩んでいくと、心に決めた場所。
あの日、あの時間がなければ、わたしの人生は大きく変わっていたのかもしれない。

そんな場所に、また2人で来ることができたのは、奇跡であり、運命。

またいつか、この場所に戻って来れることを願いながら、帰路に着くのでした。

この記事が参加している募集

#夏の思い出

26,339件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?