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仕事のモチベーションは「思い出づくり」。55歳のトライ&エラー。

はじめまして。地元の小さな靴下メーカーのEC販売部にパートとしてつとめているしなしなです。今年55歳になりました。

今年の1月に転職してもうすぐ1年。何歳まで現役として働けるのかわかりませんが、おそらく今の会社が最後の職場になると思うので(老後の思い出として?)仕事日記をつけることにしました。

ここでわたしの簡単な職歴を紹介しておきます。
30代の頃は地元のミニコミ紙で記者をし、その後40代は上場企業の食品メーカーでパッケージデザインに携わり、50歳から54歳までは北欧雑貨などを扱う会社で写真撮影やSNSなどEC販売部の主にビジュアル面にかかわる仕事をしていました。

そして今年、縁あって今の会社のEC販売部にパートとして勤めることになりました。担当業務は人員が少ないのでECにかかわること全般です。つまり受注処理、発送、商品撮影、商品ページ更新、SNS更新、メルマガ発行、商品の資材(パッケージなど)デザイン、販促物のデザインなどなど。在庫管理と売上の集計みたいなもの以外はほとんどすべてに関わっています。

小さな会社の限られた人数で仕事を処理していくのは大変といえば大変なのですが、パートでさえ、ある程度個人の裁量でいろんなことをやらせてもらえるのが小さい会社のいいところです。あとノリで何となく業務がすすんでいくところも自分には合っているような気がします。

たとえば、つい最近は販促物に掲載する地元の風景がほしいという話になり、山から平野を一望できる風景がいいだろうとノリでEC販売部と社内の希望者を募り急遽、近所の低山に登るという(一応)業務がありました。
下りで膝がぐちゃぐちゃになりましたが楽しかったです。

本当は会社の実名を明かした上でもっと熱い商品企画や開発の秘話みたいなものを書けたらかっこいいのですが、書けないこともいろいろあるわけで(山ほど抱えた在庫をどういう切り口で売りさばいていけばいいかみたいなことが多いので)実際は地場産業のかっこよくない実情日記になると思います。

ただ30代のときは「今の仕事楽しい。人生のピークかも」と思っていたし、40代では「40歳過ぎても新しいことまだ覚えられるんだ!楽しい」と思っていたし、人間関係の問題で50歳で転職をせざるを得なかったときは「次はもうエピローグ的な若い人のサポート的な仕事するしかないだろう」と思っていたけど結局はめぐり合わせで、商品撮影という新しいチャレンジをすることにになって刺激いっぱいの楽しい日々だったし、今はこれまで経験したことすべてが役に立つ仕事ができていて「仕事まだまだやれる。楽しい!」ってなっているので、

「もう40歳だし、これからはいろんな意味で下り坂だな」

なんてあきらめ気分の人に、いやいや40歳なんてまだまだ伸び盛りですよと言いたいし、そう感じてもらえるような日記を書いていけたらなと思っています。

ただもう本当に、思うように頭も身体も動かせるのは限られた時間になってきていると思うので、会社の人たち(生活を支えていたり人生をかけていたりする若い人たち)には言えませんが、今やっている仕事はすべて思い出づくりだと思って取り組んでいます。先が見えているせいか、不思議なことに少々大変なことがあってもあまり苦に感じません。(もしかしたら、おばちゃんだから多少甘やかされてるのかも)

ともかくこれから、55歳のトライ&エラーを記録していきます。
どうぞよろしくお願いします。


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