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Twitter「中の人」の最高齢…かもしれないわたし。初のコラボキャンペーンをやってみた。

これまでSTORESでオンラインショップを運営していた弊社、商品数をもっと増やしていこうという新たな方針にともなって、今年の9月と10月にMakeshopを使ったショップを2つ追加出店しました。

今のところ、楽天などショッピングモールには出店する予定がないので(これについては、出すも地獄出さぬも地獄と上長が今もかなり悩んでいます)当面の集客装置はSTORESから送るメルマガ以外何もありません。とにかく集客に繋がりそうなことは何でもやっていこうとTwitterアカウントをつくりました。

個人的にはちょうど、あの「やすもと醤油」さんが起こしたTwitterの奇跡をリアルタイムで見ていたタイミングだったこともあり、ああいう奇跡を人生で一回でも起こしてみたいなぁ…なんていうミーハーな気持ちで中の人に立候補したわたし55歳。
「もしかしたら最高齢かもしれない中の人」誕生の瞬間です。

ツイートの雰囲気はもちろんやすもと醤油さん風で笑。

やすもと醤油さんは憧れの存在であると同時に弊社とは、地方でこだわりの商品をていねいにつくり続けている老舗であり、少ない従業員数でなんとか突破口をみつけようとTwitterをはじめた小さな企業であるという共通点がありました。奇をてらわずほんわかしたツイートスタイルが弊社の企業イメージにはぴったりだと思ったのです。

とはいうものの、
普段どちらかというとInstagramの世界にいるわたしには、Twitter民のみなさんにひびくような気の利いたツイートもできず、こちらからフォローするアカウントの基準も判然とせず、引用リツイートと返信の使い分けもままならない…当然フォロワーさんが増えることもなく途方に暮れていました。

そんな11月上旬、偶然知ったオンラインセミナーで中小企業のTwitterの運営の仕方の基本を教えてもらい、そこでコラボキャンペーンを開催すると一回の開催で最低でもフォロワーさんが100人は増えると聞きました。本当に?と驚きましたが、ひとまずの目標が見つかりました。まずは企業公式アカウントさんとつながるようなタグを使ったツイートをしつつ、コラボキャンペーンの機会をうかがうことにしました。

実はわたしコラボキャンペーンするならここ、というアカウントはすでに心の中にあったのです。弊社がスポーツソックスを提供している陸上選手を、同じくスポーツドリンクを提供することでサポートしている企業です。ただ先方はTwitterにはあまり力を入れていないようで頻繁にツイートもされていないためフォロワー数が少ない。(具体的にいうと、弊社も先方もフォロワー数が200ちょっと)

フォロワーが少ない者同士が組んでコラボキャンペーンしたところで拡散力はたかが知れているしなぁ。と言ってフォロワー数が多いアカウントとコラボしてもらうには、せめてこちらもフォロワーさん500人ぐらいいないと受けてもらえないだろうなぁ。となるとコラボキャンペーンチャレンジは来年以降かな。

11月の終わり頃まではそんなふうに考えていたのですが、地道にツイートして、そのほとんどが企業公式さんとはいえ、12月1日時点でフォロワー数も300に近づいてきました。そしてちょうどそのタイミングで、くだんの陸上選手の五輪選考会をかねたレースが迫ってきていました。

もし五輪出場が決まるようなら、たとえ両方が小さなアカウントでもコラボキャンペーンのストーリー性は十分だし拡散も見込めます。レースは12月4日。

コラボキャンペーンするなら今しかない!

と突然思い立ったわたしは、12月1日の夜9時にコラボキャンペーンをしたい旨をEC販売部のチャットに書き込みました。
何しろわたしは自分の思い出づくりとして仕事をしているので、家に帰っても家事のことより「どうしたらソックスが売れるか」ばかりを考えているので、ちょっと時間感覚がおかしくなっているのです笑。

すぐに上司から「明日コラボプランの詳細を教えてください」という返信がありました。わたしのコラボプランではキャンペーンのスタートが、12月4日お昼12時。サポート選手の五輪選考レースが行われる当日のお昼です。(レースの開始は16:30)

実質の準備時間は2日と3時間。

翌日すぐに社内ではGOが出たのですが、コラボ相手の企業の担当の方がお休みされていたので、その翌日の12月3日(キャンペーン予定の前日!)の朝、弊社の営業担当から先方に電話で連絡をとってもらいました。

ここが一番の難関だと予想していました。何しろこれまで、Twitterとインスタで相互フォローしている以外は一切交流がない関東と関西の企業。翌日から一緒にコラボキャンペーンやりたいと突然言われてもすぐに決裁が降りるものではないでしょう。断られたらキャンペーン自体見送るつもりでした。

しかし同じスポーツ関連商品を扱い、同じ選手をサポートしている企業同士ということで通話は盛り上がっています。盛り上がりすぎてなかなか電話が終わらないので電話しながら「OK!企画書送ってください」とメモで指示がでました。わたしは「企画書の書き方」をネット検索して大急ぎで人生初の企画書を書き上げ、キャンペーンバナーのたたきを作って先方へ送りました。こうして先方企業に即日決裁をいただき、初めてのコラボキャンペーンが実現することになったのです。

そして翌日。キャンペーン開始の当日です。先方の都合で、バナーに載せる商品の画像が届いたのがキャンペーン開始の3時間前。画像をはめ込みバナーを仕上げてツイートの文面を作って先方にも確認してもらって…。バタバタと猛スピードで決まった初のコラボキャンペーン、予定から8分遅れで無事スタートすることができました。

キャンペーンの結果はまた後日、わたしなりに検証日記をかくつもりですが、ともかくわたしの急な思いつきに決裁をくれ応援してくれた上長、超忙しい中、先方とうまく話をまとめてくれた営業さん、そしてわたしがキャンペーンに追われている間わたしの分の業務を嫌な顔ひとつせずこなしてくれた同僚、今回最高齢かもしれない中の人が無事キャンペーンできたのもみんなのおかげです。みんなありがとう。この借りはいつかきっと。

※ ちなみにサポート選手は五輪選考レースで見事優勝!五輪出場をつかみとりました。

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