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結局経験かよ。なんだよ人生経験って。

私には私の歩んで来た道がある。何も知らない人にお前は人生を何も知らないって言われるのが馬鹿らしい。人生経験っていう言葉が嫌いになった。それで人間の価値を測りたがる人達と一緒にいる時間、私は何故か自分が人より若くて恵まれた幸せな時を過ごしてこられたことを後ろめたく思う。そんな自分が救いようのないほど薄っぺらい人間の様に感じる。どん底を経験していない人間は未熟者なのか。私はあなたのようにならないと一人前ではないのか。人の物差しで私の価値を指摘されるような空気がどんどん私を小さくしていく。私が話す事は全て、きっと「頭でっかちなお子様の戯言」のように鼻で笑われるんだろうなと想像する。善良と傲慢。形だけの報告相談。気遣いに気遣いを重ねもはや空虚と化した言葉と笑い。それらが創る平穏な日々はなんていう皮肉なんだろう。ここに居て得るものは山ほどある。なのに自分の糧として昇華しきれないこの超精神的な行き止まりにやっぱり結局自分の若さを浅さを感じてしまうところが悔しい。

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