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私たち、そういう文化圏で育ってません

通っている整体院の先生が、もうかれこれ3年くらいお世話になっているのだけど、会話の相性が良くていろんな話をする。

夏休み前に施術を受けたときに、「お盆はどうするの?休み取るんですか?」と聞くと、「嫁さんの実家に呼ばれてるんだけどねー、、、」と歯切れ悪い感じ。

聞けば、奥様の家族は親戚一同皆さん仲が良いらしく、気の良い兄弟達が「せっかくだしみんなで集まろうよ」と声を掛けてくれているらしい。

「ありがたいお誘いではあるんだけど、気ぃ使うし、仕事入れて嫁さんだけ帰ってもらうかな」
そうだね、その気持ち分かるなー、、、。
「私たち、そういう文化圏で育ってないもんね」と言うと、先生は「本当にそう」って頷いてた。

文化圏が違うっていうのは、家族でそういう行事をあんまりしないっていうのもあるけど、もっと言えば、そもそもそういう価値観が育つ家庭に生まれ育ってないということ。
もっともっと言うと、無条件に家族というものに対して、肯定的な感情を抱けるかどうかということ。

同じ日本でも、これは家庭によってかなり価値観が違うと思う。
その違いに気付く人と気付かない人がいて、同じ日本人なんだから同じように感じるでしょ、って考えている人もいる。
そういう時、妙にギクシャクしちゃうよね。

だからそんな時は、私達は違う文化圏に暮らしているんだって思えると良いと思う。
そうすればお互い気楽に付き合えるんじゃないかしら。


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