#10◇御業4◇上司の優しさ◇2021年7月21日
夫と私の闘病記として、神様の御業の証として書いています。
まだ自己紹介をお読みでない方は、↓ からどうぞ。
私は夫のことを「かずちゃん」と呼んでいたので、その呼び名で書きます。
この当時、私は臨時の養護教員をしていました。
富田教頭先生(仮名)には、かずちゃんが膵がんであることを報告していました。
病院の付き添いや、主治医からの説明など、
急に休むこともあるからです。
7月21日、
この時点での現状を富田教頭先生に話そうと思いましたが、出張で一日不在。
保健室の隣には校長室があり、
ちょうど在室だったので、高安校長先生(仮名)に話しました。
ぶっちゃけ、周りに人がいないほうが話しやすかったし。
(教頭先生のデスクは職員室のど真ん中)
高安校長
「富田教頭先生に聞いてから、毎朝、通勤途中の神社とお寺に一礼している。
私にできることは、これくらいだから。
有給休暇のこととか、mayuさんのいいようにしてくれたらいい。
毎日のように、生徒は保健室に行っている。
生徒は、mayuさんから何かしらのお土産をもらって、保健室を後にしているはず。
少しでも生徒の気持ちが楽になるようにと思ってしているのでしょう?
それをずっと続けてきた。
それは巡り巡ってmayuさんに返ってくると、私は思っている。
医師との出会いも縁。
巡り巡っていいご縁がくる。
私はそう信じている。」
毎朝、神社とお寺に一礼!会ったこともないかずちゃんのために!
こんな校長先生、います??
私はずっと、臨時の養護教員をしてきたので、
勤務した学校数は10校。
でも、こんな校長先生には一度も出会ったことがありません。
この校長先生の時に、かずちゃんは膵がんになったんだな。
私は聖書の神様だけを信じていましたが、
神社やお寺に一礼してくれる、その気持ちがうれすぎて、泣きました。
神様に感謝しました。
こんなステキな人に出会わせてくれて。
さっそく、かずちゃんにLINE。
K「高安校長先生、すごいな。ありがたい。涙がでそうだ。」
高安校長先生は、ずーっと私たちのことを想ってくれていました。
こんな上司、なかなかいないです。幸せです。
私は人に恵まれている。
ずっとそう思って生きてきました。
ピンチの時には、いつも誰かが助けてくれた。
つらい時には、いつも誰かが支えてくれた。
私には、いい人を惹きつける力がある。
だから、かずちゃんの主治医は、
かずちゃんを治すために、持てる力をすべて注いでくれる。
そう確信していました。
実際、かずちゃんの主治医は、みんなすばらしい人たちでした。
「神様のこと、ちょっとしか出てこんじゃん」と思ったあなた。
気長にお読みください。
後半でドドーンと出てきますよ。(後半かいっ、長いなっ)
もう、これでもかっていうくらい神様の御業があったので。
お楽しみに~。
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