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お客さんに対して中途半端に接したくないと思った。

お客さんから、要望を提示されて、こんなことがしたいが難しいか?と質問された。

その質問は、一般的な概念では難しいことだったけど、何とか代替案を捻って対応策を考えれば、できるかも?というレベルの質問だった。

基本的にメールで対応しているから、パッと見たときに要望がよく分からなくて、あまり踏み込みすぎると面倒な仕事が増えてしまうと思い、私は、難しいのでできない旨の返信を送った。

それが、今日の午前のことだった。

本当はできるかもしれないことだったのに、自分の一時の楽さを優先して、相手を困らせたままにしてしまっている、と、心の隅に何となくずっとモヤモヤが残っていた。

そんなこんなで、1日の仕事が終わって夕食を済ませ、私は2日前から読みはじめた本を読んでいた。

本を読み進める中で、『完全に信じてもらえているなって思えたから、安心して仕事を任せられた、この人に任せたいと思った』って言葉が目に留まった。

相手を信用しているから頼れるし、信用しているからこそ真剣に向き合えるんだと思う。

私は、お客さんや仕事場の人含め、自分と接する人には真摯に接したい、適当な対応は絶対にしたくないって、自分の信念として思っていたはずだったのに、さっき私がお客さんにしたことは、すごく信用できない行動だったなと、すごく反省した。

すぐにパソコンを開いて、30分位考えたら、なんとかできそうな方法を見つけた。
念入りに懸念点がないか確認を取って、すぐに回答を作成した。

前の回答で案内できなかったことをちゃんとお詫びして、明日の朝、すぐに送ろう。
もしかしたら、もう諦めて断念していたかもしれないし、別の方法を思いついているかもしれない。けどやっぱり、お客さんに対しては中途半端に接したくないと思った。

いままで3年弱、必死でやってきたこの業務。
それもあと1ヶ月で終止符を打つ。
最後まで全力で、真摯に対応しようって、すごく思い直した。

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