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突然やってきた「走りたい!」からだ

2019年のお正月、
日課にしているウォーキングをしていたときに、それは起こりました。

わたしは、アレクサンダーテクニークを学んでいます。それは、何かと聞かれたら、一言では答えられないのですが、まあここでは「からだの使い方を考えるメソッド」と説明しておきましょう。

この「からだの使い方メソッド」を使って、わたしは「歩くこと」を色々と試しているのです。ときどき感じる左半身の痛みがなくなればいいなあと思いながら、わたしのからだの使い方のくせやからだに対する考え方の習慣に気づいて、効率よく歩くことができる動き方を探っていきます。考えては、歩き、からだからのフィードバックをもらっては考え、ということを毎日だいたい20分くらいしています。

この日も、そうやってわたし自身の動きを観察して歩いていました。
そして、少し早めに歩こうとしたときでした。

だれかが背中にふわっと触れたような感じがしました。
「あれっ!このまま走れるやん!」と、ふいに思ったんです。

その瞬間に、わたしはその不思議な感覚に従うことにしました。
わたしは、走りました。

脚を膝を前に前に行かせると、速さが増してからだがどんどん進んでいくんだ!ってことを発見して、当たり前なんだけど、当たり前のことがとても面白くて、楽しくて、おかしくて、わたしは笑ってしまいました。

「走るぞ~」とかいう頑張りとか気負いとかもなく、この日のわたしは、歩くことと走ることの境界線を、すんなりと自然に通り過ぎていったように思うのです。
直前まで「走ろう」なんてまったく考えていなかったのに、「からだ」が突然走りたがった、走り始めたっていう体験に、わたしは興奮していました。

走ることは、楽しいんだ!

小さいころから、私は走ることは苦手中の苦手でした。だから、楽しいとは思ったことはありません。
大人になってから、一念発起してジョギングを始めたこともあったけど、「健康のためにやらなければならない」的な苦しさで、すぐに足を故障して、続けられませんでした。
だから、50代後半の今になって「走るのは楽しい」ってことを体験できるなんで、思ってもみなかったんです。

わたしは、この楽しさを知って、「走りたい」「走ろう」と思いました。

この日から二年弱。今もアレクサンダーテクニーク(からだの使い方メソッド)を使いながら、少しずつ走っています。

ほんとうに少しずつだけど・・・楽しめることを大切にして

#走る
#ウォーキング
#からだの使い方
#アレクサンダーテクニーク


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