アプリ婚活で、相手が既婚者と発覚した場合の法的に有効な対処法

 先日私のアプリ婚活のサポートを受けてご結婚された相談者様。お礼とご厚意で、以前アプリ婚活で既婚者と知らずに騙されてしまい、法的措置を取ったご経験から、その対処法をわかりやすくまとめてくださいました。

「今後、アプリ婚活で頑張る女性が一人でも被害に遭わないように。遭ってしまってもこのように法的に有効な対応をすれば、泣き寝入りせずに罰する事が可能です」

とのお気持ちで頂きましたので、以下掲載いたしました。すでに騙されてしまった方、怪しいなと思われている方は是非参考になさってください。

　まず初めに、独身と偽り、性的関係を結ぶ行為は民法上の不法行為であり、貞操権侵害にあたります。騙された側は慰謝料を請求する権利があります。独身と騙されていた場合は不倫になりません。
この事を知らない人がまだまだ多いので、最初にお伝えします。
残念ながら、独身と偽る既婚者男性はとても多いので注意すべき事をお伝えできればと思います。

【初アポ前】
まず、基本中の基本、アプリであればプロフィールは必ずスクショを撮りましょう！
婚姻歴があればそこも必ず。
アプリで出会った既婚者は、いきなりブロック、退会しがちです。裁判になった場合の証拠にもなりますし、スクショがないと運営に通報も出来なくなってしまうので、必須です。
独身者限定のアプリもありますが、念の為、メッセージでも既婚者でないこと・彼女がいないことの２つは確認した方がいいと思います。
以前、文春にスクープされていた某バンドのベーシストが「彼女はいないとは言ったけど、結婚のことは聞かれてない」と発言していて、現実でもそのような言い訳をする男性の話を聞いたことがあります。
メッセージ画面も忘れずにスクショを取ってください。

貞操権侵害で慰謝料を請求する際、「相手が既婚者と知らなかった、独身と騙されていた」証明が必要です。
既婚者と発覚した後に、「知らなかった事」の証明はとても難しいです。
大した労力ではないので、自分を守る為にも上記２点の実施を強く推奨します。

【付き合ってから】
必ず相手の住所、電話番号、車のナンバーのいずれかを入手しましょう！
これらの情報があれば、弁護士経由で個人情報に辿り着く事が出来ます。
連絡先がLINEのみは絶対にNGです。
結婚前提ではなくても貞操権侵害にはなりますが、結婚前提であった方が有利になる傾向があります。ですので、結婚前提の言質があると尚良いかと思います。

【既婚が発覚したら】
すぐに交際を止めましょう。もし、既婚者と発覚後に証拠等で泳がせる必要があり会う必要があったとしても、不利になるので性的関係を持つのだけはやめましょう。
繰り返しますが、独身と偽り、性的関係を結ぶ行為は貞操権侵害で民法上の不法行為です。騙された側は慰謝料を請求する権利があります。
請求方法は示談か訴訟になりますが、まずはそして男女問題に強い弁護士に相談を勧めます。
noteやツイッターで情報を探し、実際に慰謝料を請求した人達にコンタクトを取るのも良いかと思います。

もちろん、無理に慰謝料を請求する必要はありません。
ただ、騙した男性の妻にバレた場合、こちらが不倫で訴えられるリスクもあり、実際に訴えられた方を知っています。
忘れた頃にこちらに有利な証拠や示談書もなく、訴えられるとより傷つく事になりかねません。
独身と騙されていた証拠があれば棄却になる可能性が高いですが、リスクを減らす為、次の被害者を減らす為にも、慰謝料請求・法的措置を取る事を検討してみてください。

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