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NFTで挫折して良かったなという話

今日は、他のクリエイターさんの役に立つかもと思ったので、私のNFT活動の挫折体験をシェアしたいと思います。

あの時は「もうやめたい」と思う位ツラかったですが、今では「あの挫折のおかげで続けられてる」と思えるようになりました。

クリエイターとして幸運な滑り出し

私は運が良いことに、NFT開始から1週間ほどで初お迎えを頂き、順調なNFT活動のスタートを切りました。その後宣伝を開始、発表→完売という幸運にも恵まれました。

しかしそれと同時に「次、売れなかったらどうしよう」「早く出さなきゃ」とプレッシャーを感じるようになっていきました。

突然の完売ストップ

そんな時、ついに恐れていた事が現実になりました。 何度目かの新作発表の後、これまで完売していた作品が少しずつ売れなくなっていったのです。これまで順調に来ていた分、ショックも大きくのしかかってきました。

そして、 「私のアートはオワコンした・・・」 「売れない私はダメなクリエイター」だと自分を責めるようになり、一時期はTwitterを見るのも絵を描くのも怖くなった時期がありました。

「もうNFTやめようかな・・・」 そんな風に思うようになっていきました。

思いきってNFTから一度離れてみた

一度離れようと思い、Twitterを見ずに、友達と遊んだり美味しい物を食べたり、思い切り遊んでみました。

距離を取ることで、心に余裕ができたからでしょうか。これまでNFTの渦に巻き込まれて、「もう自分はダメだ」って思っていた状況から、冷静に俯瞰に見る余裕が生まれてきたのです。

色々なことが冷静に見えてきた

「なぜNFTを始めたんだっけ」
「売れない自分=価値がないって思っていたのかも」
「あんなスピードで新作出していたら、欲しいと思って頂けている方の数を越えちゃうのも仕方ないよな」
「今までお迎え頂いた方が見えなくなっていたのかも」
「完売が続くのはプレッシャーだったな」
「新作を出せば売れるって、調子にのって、クオリティコントロールできてなかったかも」

目の前で起こった出来事に対して、冷静にみられるようになっていきました。

私を苦しめていた1番大きな観念

そして頭の中を整理する中で、一番私を苦しめている大きな観念に気がついたのです。

それは 「売れない私=価値がない」という観念でした。

私はこれまで、20年ほどマーケティングや広告に関わる仕事をしてきてきましたが、思うようにプロジェクトの成果が上がらなかった時にクライアント様から「任せたのにガッカリ」と言われた経験があります。

その時から「売れない私=価値がない」と無意識に根付いていたのだと思います。 その観念が私を一番苦しめていました。

特にNFTは自分の感性が売り物になっていることもあり、「売れない=私の感性はダメなんだ」という思いが大きくなっていました。

売れ続けるのは本当に難しいこと

でも、冷静に考えてみると、私がこれまで手掛けてきたクライアント様の商品がいかに素晴らしい物でも、時代背景やタイミングなどの色々な要因で売れないケースをたくさん見てきました。

最初に一気に売れても、すぐにブームが去ってしまったり。初動はゆっくりでもジワジワファンが増えていったり。

大企業が予算を莫大にかけても売れないこと多々ある位、売れ続けることはとても難しいこと。

特にNFT業界は、市場がまだ小さくNFTを購入する方が少ないため、需要<供給になってしまうというリスクがあります。そこを考えて新作を出すスピードや価格などを決める必要があったのだなと気づきました。

自己肯定感の復活!

そして、「無名の私のアートをこれまでたくさんの方にお迎えいただけた事が、どれだけありがたく素晴らしいことか!!」

「そんな難しいマーケティングの世界に自分で足をつっこんで、自分で商品を制作し、告知して仮想通貨なんかも勉強しちゃって、40代でチャレンジする私ってカッコよくない?」

「これからも失敗や挫折はあると思うけど、売れなかったノウハウも皆に共有する事で、誰かが成功すれば、Web3でのマーケッターとしての役目は果たせたってことだな!」

「売れない自分も、売れた自分も、それで良しだな」

そんな風に思えるようになっていきました。 自己肯定感復活の瞬間です。

必然だった挫折体験

もしかすると、あの時の挫折はそれに気づくために起こったのかもなと思います。あの時挫折せず、コレクションが好調続きだったら・・・・・

「売れる自分=最高」という状態が長く続くと同時に「売れない=ダメ人間」という不安に襲われ、いざ不調が訪れた時のショックが大きすぎて立ち直れずNFTをやめてしまっていたかもしれません。

挫折により新しい道が開けた

挫折したことでもう1つ良いことがありました。新しい道が開けたのです。
少し前向きになれた時、何か打開策がないかとHEXAでNEKOGRAMコレクションを始めたり、ホルダー様への特典を見直したり、Twitterの運営を見直したり、今の活動に続くことが色々と見えてきました。

「上手くいかない時は、こっちじゃないよのサイン」
マーケティング業界では、よくこんな事を言います。

上手くいかない事は一度ストップしたり見直し、新しい道を探して上手くいく方に行ってみよう。 挫折は、私が違う道を探すきっかけに繋がりました。

挫折はチャンス

きっとこれからも、NFT活動をする中で思うようにいかず挫折することもたくさんあると思います。

でも、きっとその挫折は私に何かを気づかせようとして起こっていると思うので、「ショック!!」って落ち込んだり、NFTと少し距離を置いた後、ここから何が学べるのかに向き合っていけたらいいなって思います!

挫折したら、また皆さんにも共有していきたいです!
全部コンテンツにしていけば、すべて意味があるものになりますし(笑)

今回は、そんな私の挫折体験をお届けしました!失敗も成功も、山登りみたいに全部丸ごと楽しんでいけたら最高ですね!



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